四日市一番街の第一印象は知らない飲食店、知らない飲食店、また飲食店。 大須のような古着・雑貨・ホビー・食べ歩きの連鎖とは違う。公式では約70軒が加盟する1964年発足のアーケード。 こにゅうどうくんも至る所にいる。 ただし妖怪1匹に街の集客KPI全部を背負わせるのは無理である。
飲食集積は武器だが、人間の胃袋は一個。ヨッカドや4・14・24日の「四の市」のような非飲食の来街理由も重要だ。 2025年9月の大雨では中心商店街で浸水127件、地下店舗水没5件も確認された。
とんてきを狙った店が定休日で、11時開店のCasa Tabeへ。公式では鉄板イタリアンは50年以上続く看板で、平日900円セットはサラダ+ドリンク等付き。
11:00ほぼ開店同時、客約3人。座って約1分でサラダ。厨房にはサラダが先行待機、鉄板は予熱、溶き卵はまとめて準備。お兄さん2人が無言気味に回し、コンロ5口が全部ナポリタン。 町の洋食屋に偽装したナポリタン生産ラインである。
しかも普通にめちゃくちゃうまい。鉄板なのに卵はほぼ焦げ感がなくふわふわ、麺も柔らかい。サラダの甘辛いドレッシングも強い(原材料は未確認)。
客は約3人→5分で約10人→11:20ごろほぼ満席→11:21に外待ち2人。満席近くでもサラダ約7皿が待機していた。厨房の「50個」「多すぎやろ」は何が50か不明なので盛らない。
一番街全体は一回で満足する人もいるだろう。しかしCasa Tabeは再訪理由になる。安い、うまい、速い、四日市らしい。 強い個店は同じパイを奪うだけでなく、店そのものが外から客を連れてくる。5口全部ナポリタンには理由があった。
