危ないことほど、禁止ではなく、安全にできる経験へ変えないと自立が育たない。
title: 「危ないからダメ」は本当に優しさか?
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one_message: 危ないことほど、禁止ではなく、安全にできる経験へ変えないと自立が育たない。
「危ないからダメ」は、親がよく言う言葉だ。火は危ない。包丁は危ない。外は危ない。たしかに、危ないものはある。子どもを守ることは大事だ。
でも、危ないから全部禁止にすると、子どもはいつ安全にできるようになるのだろうか。火が危ないなら、火を使わない人生になるのか。包丁が危ないなら、料理をしない大人になるのか。
本当の優しさは、危ないものを一生遠ざけることではない。危ないものを、安全に扱えるように教えることだ。
火なら、最初は横で見る。次に弱火だけ触る。鍋の持ち方を教える。油の時は離れる。火を消したか一緒に確認する。包丁なら、持ち方を教える。切りやすい食材から始める。指の置き方を教える。
危ないから禁止は、一瞬、親が安心する。でも子どもは経験を失う。自分で判断する力を失う。失敗して学ぶ機会を失う。「私はできない」という感覚が育つ。
守ることと、閉じ込めることは違う。心配することと、自立を止めることも違う。危ないことほど、禁止ではなく、段階を作る。これが自立を育てる優しさだ。
