AIの宣伝文、なんでこんなに薄味? Reddit・noteには記事の面白い部分をそのまま出したい

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AIの宣伝文、なんでこんなに薄味? Reddit・noteには記事の面白い部分をそのまま出したい
AI生成イメージ
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「鍋の水が消えた。栗をゆでていただけなのに。」

こんな一文から始まる記事があったとする。何が起きたのか気になるし、ちょっと笑える。

ところが、それを宣伝するためにAIへ「短い紹介文を書いて」と頼むと、こんな文章が出てきそうだ。

「暮らしに役立つ調理のヒントをご紹介! ぜひご覧ください!」

待て。水が消えたんだぞ。事件を「暮らしのヒント」に丸めるな。まず水を返せ。

これはAIが実際に出した文章の記録ではなく、ありがちな失敗を極端にした例だ。問題は、宣伝のために文章を増やしたのに、いちばん読みたくなる部分が消えてしまうことにある。

宣伝のために、わざわざ面白さを抜いていないか

面白い記事には、すでに人を引きつける材料が入っている。

「え、どういうこと?」と思わせるタイトル。思わず続きを読みたくなる最初の二文。妙に具体的で、忘れにくい出来事。

その材料を捨てて「今回は〇〇について分かりやすく解説します」と書き直すと、記事は急にパンフレットになる。

入口に立つ係が、店内の一番面白い話を知っているのに「当店では多彩なサービスを提供しております」と真顔で言っている感じだ。

入口で新しい漫才を始めなくていい。中で何が起きているかを見せればいい。

作り直すより、切り抜く

やり方はかなり単純だ。

まず記事のタイトルを使う。次に、冒頭や本文から、それだけで意味が通る面白い数行を選ぶ。最後に、本編へのリンクを付ける。

たとえば外部の投稿に載せるのは、こういう形で足りる。

鍋の水が消えた。栗をゆでていただけなのに。30分後にふたを開けたら、あるはずの水が見当たらない。栗は無事なのか。そもそも何が起きた?
続きは本編へ。

もちろんこれは形を示すための例。実際には公開済みの記事から、事実を変えずに切り出せばいい。

文章が途中で切れて意味不明になるなら、そこだけ調整する。読者をだますために答えを隠す必要もない。

面白さを作る工程は本編で終わっている。外部投稿は配達であって、もう一度執筆する場所ではない。

ただし、Redditもnoteも「自動でばらまいてOK」ではない

ここは分けて考えたい。

noteは2026年10月、外部サービスから記事を作成・管理する公式の仕組みを発表した。ただし利用対象は法人向けのnote proと対応する連携サービスで、普通の個人アカウントから誰でも自由に投稿できる公開窓口というわけではない。

Redditでは、外部リンクを含む宣伝が必ず禁止されるわけではない。一方、宣伝を認めないコミュニティもあり、似たリンクを何度も投げる行為や、宣伝だけを繰り返す自動投稿はスパムとみなされ得る。

つまり、文章を自動で切り抜けることと、その場所へ自動で投稿してよいことは別問題。

場に合った記事を、場のルールに沿って届ける。「12言語あるから12倍ばらまく」は、読者より先に削除ボタンを呼び込みかねない。

数字で決めるのは、その後

どの入口から読者が来たかは、リンクの計測情報などで見分けられる。noteから来た人、Redditから来た人、その先で本編を本当に読んだ人。

ただし、投稿しただけで読者が増えるとは限らない。外部リンクを嫌う場所もあれば、短い抜粋だけで満足する人もいる。試すまでは分からない。

だから最初から宣伝文を百種類作る必要はない。

面白い記事を作る。面白い部分をそのまま見せる。来た人がいたか確かめる。

呼び込み係の仕事は、客より長くしゃべることではない。扉の向こうが面白そうだと伝えることだ。

参考資料(4件)

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