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日本語|四日市とんてき、米を外したら「わんこキャベツ」が始まった
開店4分前、5人目
四日市名物を食べようと、夜17時開店の「まつもとの來來憲」へ。4分前ですでに4人いて、自分が5人目。「平日の開店前から並ぶんか」と思ったが、開店後は10人、15人ほどへじわじわ増える程度。結果的には待ち時間ほぼゼロで有名店に入れた。
初手は大とんてき。普通にめっちゃうまい
初回なので看板の大とんてき。公式では豚肩ロース250gをニンニクと秘伝ソースで焼く。食べると、分厚い豚肉+濃いタレ+ニンニクで普通に激うま。そして横の千切りキャベツがただの飾りではなかった。タレを吸わせると、肉→キャベツ→肉→キャベツの永久機関が成立する。とんてきのタレ、キャベツ用ドレッシングとして強すぎる。
初手キャベツ、写真より少なくない?
最初に盛られたキャベツは写真から想像した量よりかなり控えめに見えた。体感「画像の1/3くらいでは?」。ところが公式ではキャベツのおかわり無料。ご飯と豚汁のおかわりは有料と案内されている。この日は定食と単品の差も約300円に見え、そもそも米を欲していなかった。
そこで突然、食事が最適化問題になる。「米いらんくね?」「ご飯のおかわりに金払うならキャベツでよくね?」。250gの肉はある。キャベツは増やせる。しかも濃いタレのおかげでキャベツ自体がうまい。
野菜不足、ここで処理できる説
大量に食べながら「野菜不足これでいいのでは?」という雑な発見も出てくる。米とキャベツは栄養上別物だし、野菜も一種類ですべて完結するわけではない。ただ、食べたキャベツの分だけ野菜摂取量が増えるのは確か。しかも健康のために我慢して食べているわけではない。「汁が濃いから全然余裕。うまい」。野菜というより、うまいタレの回収媒体としてキャベツを投入している。
呼び出しボタンがない。ならば視線だ
キャベツ無料は分かった。しかしテーブルに呼び出しボタンがない。初見だと「おかわりのたびに店員を呼んでいいのか?」と少し迷う。そこで店員を見る。ガン見。すると向こうから気づいて来てくれた。発声不要、視線通信対応。
「めっちゃください」という数量指定
店員が来たので「キャベツ、めっちゃください」。本当にめっちゃ来た。キャベツで皿が見えなくなった。食べる。濃いタレがある。まだいける。もう一度「めっちゃください」。また通った。
どうやらこの日の店では キャベツ量 = めっちゃ という自然言語パラメータが正常処理される。激アツである。
そして店側からキャベツが襲ってきた
ここまではまだこちらから要求していた。ところが途中から店員さんが向こうから来て「おかわりいりますか?」。え、そっちから来るの? そして追加されるキャベツ。
ガン見→めっちゃ→もう一杯めっちゃ→店員から追加提案。
注文型だった無料キャベツが、いつの間にかプッシュ配信へ移行した。これはもう「おかわり無料」ではない。わんこそばならぬわんこキャベツである。
最初は「米を抜けば軽くなる」くらいのつもりだったのに、最終的には「もうお腹いっぱいやで」。米を節約した以上の物量がキャベツとして腹に入ってきた。節約術というより物量戦になった。
最終形:とんてきの汁、消滅
最後に皿を見る。何かがおかしい。とんてきの汁がない。最初はあれだけ濃いタレがあったのに、ない。
原因は明白。何杯も投入した千切りキャベツが全部吸っていた。
最初は「濃い汁だからキャベツがうまい」。次に「キャベツを大量投入しても汁があるから余裕」。そして最後は「キャベツが汁を全部吸って、汁そのものがなくなる」。料理の構造が逆転した。
とんてきの汁でキャベツを食べていたはずなのに、最後は大量のキャベツでとんてき汁を吸着処理していた。
キャベツ加速装置、燃料切れ。
結論:とんてきを食べに来たらキャベツの限界試験になった
開店4分前5人目→大とんてき激うま→初手キャベツ少なめ→無料おかわり発見→米不要なので単品運用→濃いタレでキャベツ加速→ガン見で店員召喚→「めっちゃください」で皿消滅→二杯目も通る→店員から「おかわりいりますか?」→わんこキャベツ化→満腹→最後はキャベツが汁を全吸収。
主役は大とんてきだったはずなのに、最終的な記憶の半分くらいキャベツである。四日市とんてきの濃いタレは肉をうまくするソースであり、同時に大量のキャベツを腹へ送り込むためのエンジンでもあった。
