説明文: Windows 11 25H2の更新後、電源を切って起動するとWindows Helloの指紋認証が遅れる報告があります。公式修正版と安全な確認方法を解説します。
Microsoftは2026年10月13日のKB5127648で、一部のWindows 11端末で電源オフから起動した直後にWindows Helloの指紋サインインが使えない問題を修正しました。まずPINまたはパスワードでサインインし、Windows UpdateとOSビルドを確認してください。指紋を削除したりPCを初期化したりする前に確認できることがあります。
症状の切り分け
対象はWindows 11 24H2・25H2・26H2の一部端末です。完全に電源を切った後の起動ではセンサーの準備が遅れる一方、時間がたてば使える、スリープ復帰では使える、という違いが手掛かりになります。高速スタートアップが有効だと「シャットダウン後の起動」と「再起動」は同じ条件とは限りません。どの操作で失敗したか記録しましょう。
公式修正と実測報告の違い
Microsoftが確認したのはコールドブート後の指紋サインイン障害がKB5127648で修正されたという点です。影響するセンサーの全型番や内部原因は公表されていません。
Microsoft Q&Aでは、MSI Prestige 16 AI+ C3MG/Goodix MOC(USB VID_27C6、PID_6090)/Windows 11 25H2の利用者が、KB5124010(26200.9550)適用後にセンサーの準備まで85〜92秒かかったと報告しています。以前の26200.9457では15〜27秒。イベント1109とエラー0x800706D9、0x80098057を記録し、更新を外して再適用すると結果も変わりました。本人は10月修正後19秒になったと追記しています。これは1台の個人測定で、Goodix全製品の平均ではありません。
安全な確認手順
- ログイン画面のサインイン オプションから使えるPINまたはパスワードを選びます。
- 設定 → Windows Update → 更新プログラムのチェックでKB5127648、または修正を含む後続の累積更新を適用し、要求された再起動を完了します。
- Win+R →
winverでWindowsのバージョンとOSビルドを照合します。10月修正版は次のとおりです。 - 次に完全に電源を切って起動したときの待ち時間を記録し、スリープ復帰時と比較します。必要ならイベント ビューアー → アプリケーションとサービス ログ → Microsoft → Windows → Biometrics → Operationalでエラーを確認します。
| 対象OS | 修正版のOSビルド |
|---|---|
| 24H2 | 26100.9711 |
| 25H2 | 26200.9711 |
| 26H2 | 26300.9711 |
更新後も使えない場合
指が認識されない場合は指とセンサーを清潔で乾いた状態にし、指紋リーダー自体が表示されない場合はメーカー公式のドライバー情報を確認します。指紋の再登録は、代わりのサインイン手段が確実に使える状態で検討してください。会社のPCは管理者に相談しましょう。
TPMのクリア、レジストリ変更、Windows初期化、更新の安易なアンインストールは避けてください。 別の利用者報告では更新を戻した後にPINにも問題が生じました。まず公式修正と端末の状態を照合する方が安全です。
結論
結論:起動直後だけ指紋が使えないなら、KB5127648とビルド末尾.9711を先に確認。 公式修正と個別の実測を区別すれば、危険な初期化を避けながら原因を絞れます。



