結論:2026年8月のWindows 11セキュリティ更新後、一部のアプリやRAW・Generic / Text Only方式のプリンターで印刷が失敗する問題を、Microsoftは10月13日公開のKB5127648で修正しました。 まずWindowsの更新履歴と印刷に使うドライバーを確認してください。プリンターの初期化から始める必要はありません。
何が確認されている?
Microsoftが公式に認めたのは「一部のアプリ」と「RAWまたはGeneric / Text Only方式のプリンタードライバー」に関係する印刷失敗です。特定メーカーの全機種や、すべてのレシート・ラベルプリンターに発生するとまでは発表していません。8月11日のKB5121003はWindows 11 24H2・25H2向けの更新です。10月13日のKB5127648は24H2・25H2・26H2に提供され、修正を含みます。
利用者の報告と公式発表は別です。 9月1日、Microsoft Q&Aの投稿者はCognitive TPG製の感熱プリンターについて「約450件の報告を受けた」「KB5121003を外すと印刷できた」と説明しました。件数と再現条件は投稿者の申告であり、Microsoftによる全機種の実測結果ではありません。
| Windows 11 | KB5127648適用後のビルド | 見方 |
|---|---|---|
| 24H2 | 26100.9711 | 8月更新の影響を確認する対象 |
| 25H2 | 26200.9711 | 8月更新の影響を確認する対象 |
| 26H2 | 26300.9711 | 10月修正パッケージの提供対象 |
まず5分で切り分ける
Win + R→winverでWindowsの版とビルドを記録します。「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」でもKB番号を確認できます。- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」で、問題のプリンターと印刷待ち一覧を開きます。印刷待ちのジョブが残っていれば、消す前に必要な伝票を控えてください。
- 「プリンターのプロパティ」から使っているドライバー名を確認します。
Generic / Text Onlyと表示されるなら今回の修正との関連が強まります。RAWはデータ形式の表示にも使われるため、RAWの文字だけで原因を断定しません。 - 同じプリンターで別のアプリから短いテスト印刷を試します。別アプリでは印刷できる場合は、問題のアプリ側の設定も確認します。業務用プリンターは無断でテスト伝票を大量出力しないでください。
直す順番と、まだ印刷できない場合
Windows UpdateからKB5127648またはそれ以降の累積更新を正規に導入し、案内に従って再起動します。上のビルド番号以上か確認し、必要な文書を1枚だけ印刷して結果を見ます。会社の端末では更新の配信担当に確認してください。
印刷待ちが詰まっているだけなら、Windowsの印刷待ち一覧から不要なジョブを選んで取り消す方法があります。ただし取り消したジョブは再送が必要です。印刷サービスの再起動もMicrosoftの一般的な対処法ですが、共有プリンターでは他の利用者に影響するため管理者と調整します。
修正版を入れても失敗する場合は、アプリ名、ドライバー名、接続方法、表示エラー、Windowsビルドを控え、メーカーまたは社内管理者へ相談します。更新直後という時期の一致だけで今回の既知の問題と決めつけないことが重要です。
消す前に確認すること
プリンター削除、ドライバーの一括削除、印刷待ちフォルダーの手動消去、Windows更新の強制削除、PC初期化は最初の手順にしません。印刷待ちデータや共有設定が失われたり、業務が止まったりするためです。今回の公式修正はWindows更新で提供されています。
結論
8月更新後に特定の印刷だけ失敗するなら、まずKB5127648とドライバー名を確認。 原因を絞ってから1枚だけ再テストするのが、安全で早い復旧手順です。
