星の数では測れない高難度クエストの違和感
モンハンワイルズの高難度イベントを遊んでいると、こう思う瞬間があります。
「星の数、あんまり信用できなくない?」
星9のモンスターが一瞬で終わることもある。 星10でも、普通に強いだけの相手もいる。 でも、零式オメガや星10ゴグマジオスは、明らかに同じ物差しで測れない。
特にゴグマジオスは、ただ体力が多いとか、攻撃力が高いとかではありません。
大技を何回も処理しないといけない。 抑制が必要。 ガード役・避難場所・戻る判断が必要。 しかも3乙で終わる。
これはもう、普通の「強いモンスター」ではなく、半分レイドギミックです。
結論:イベントは基本「勝てばよかろうなのだ」
まず前提として、通常のイベントクエストは、基本的にタイムアタックではありません。
一部のチャレンジクエストやフリーチャレンジクエストは、クリアタイムを競う設計です。公式イベント一覧にも「タイムアタック」寄りのクエストは別枠として出ています。
でも、通常イベントの目的はだいたいこちらです。
- 特別素材を集める
- 防具や重ね着を作る
- 報酬を回収する
- 高難度クエストを突破する
つまり、歴戦王や星10クエストで最初に見るべきなのは、タイムよりも 「勝てたかどうか」 です。
12分でも、25分でも、40分でも、勝って素材が出たなら勝ち。 イベントは、まず 勝てばよかろうなのだ です。
ただし、星の数は実難易度を表しきれていない
問題はここです。
星9だから星9相当、星10だから星10相当、とは限らない。
たとえば公式イベント一覧では、零式オメガ・プラネテス検証戦は星9のコラボイベントとして掲載されています。 しかし攻略面では、タンク役、ヒーラー役、DPS役のような役割分担が重要とされる、かなり特殊なクエストです。
普通の星9モンスターと同じ感覚で行くと、かなり痛い目を見ます。
なぜなら、零式オメガは「避けて殴る」だけではなく、
- 敵視を取る
- 味方を回復する
- ギミックを処理する
- 役割を分ける
- 全体攻撃をしのぐ
という、FF14寄りのレイド的な要素を持ち込んでいるからです。
表記は星9でも、体感は 星9の皮をかぶったEXクエスト に近い。
星10ゴグマジオスは「強い」より「処理が多い」
星10ゴグマジオスも、同じように星の数だけでは説明しにくいクエストです。
攻略情報では、星10ゴグマジオスはHR100以上で受注する10スターイベントクエストとして扱われ、制限時間50分、失敗条件はタイムアップまたは3回力尽きることとされています。
ここまでは普通の高難度クエストに見えます。
でも実際は、求められる処理が多い。
- 火属性で重油を軟化させる
- 龍属性で大技を抑制する
- 抑制できたかを判断する
- 大技前に避難する
- 抑制成功時はガード、またはガードしているハンターの後ろに隠れる
- 高台は一度しか使えない
- 長引くと大技が複数回来る
Game8の攻略では、最終エリアの大技は龍属性攻撃による抑制の成否で被ダメージが変わり、抑制成功時はガードやガード武器の後ろで防げる一方、抑制失敗時は2回目以降の対処が非常に厳しいと説明されています。
GameWithでも、ゴグマジオスの大技は一回きりではなく、戦闘時間が長引くと複数回発動し、抑制できずに使われると確実に戦闘不能になると説明されています。
つまりこれは、単なるDPS勝負ではありません。
大技処理を、長時間の中で何回も成功させるクエスト です。
「大技6回くらい来る」のに「3回で終わり」なのがきつい
星10ゴグマジオスで特にきついのは、ここです。
大技は何回も来る。 でも、クエストは3乙で終わる。
1回目はなんとか避ける。 2回目も戻る。 3回目もガードする。 4回目でちょっと遅れる。 5回目で誰かが事故る。 6回目で集中力が切れる。
これが普通に起きます。
大技1回1回を見れば、対処法はあります。 でも、それを長期戦の中で何度も要求されると、難易度は跳ね上がります。
しかも、モンハンのクエスト失敗は基本的に「力尽きて報奨金が0になる」「制限時間が0になる」ことです。公式マニュアルでも、クエストによって何回力尽きると報奨金が0になるかが決まると説明されています。
星10ゴグマジオスのような高難度で、長時間・複数回の即死級ギミック・3乙制が重なると、体感難易度はかなり上がります。
野良マルチだと、さらに難しく感じる理由
ソロなら、自分が死ななければ続きます。 でも野良マルチでは、他のプレイヤーの乙も失敗カウントに入ります。
これが大きい。
4人のうち誰か1人が大技を理解していない。 誰か1人が避難に遅れる。 誰か1人がガード役の後ろに入れない。 誰か1人が油断している。
それだけで、クエスト全体の残機が減ります。
つまり野良マルチは、単に4人分の火力がある遊びではありません。
4人全員が、最低限のギミック理解を共有していないと崩れる遊び です。
ここが、星10ゴグマジオスを「クソゲー寄り」に感じさせる原因です。 強いから嫌なのではなく、求められる連携のわりに、ゲーム内の案内が薄く感じる。
とくに大技周りは、
- 抑制できているのか
- どこへ逃げるのか
- 誰がガードするのか
- いつ戻るのか
- 2回目以降はどうするのか
を全員が理解している必要があります。
それを野良で自然に合わせろ、というのはかなり厳しい。
ファビウスの調整が入ったこと自体が、案内不足の証拠でもある
公式アップデート情報では、ゴグマジオスの大技抑制成功時にファビウスがサインを出し、目標ガイドマークが表示されるようにする調整が案内されています。
これは便利な修正です。 同時に、こうも言えます。
その案内が必要なほど、大技処理が分かりにくかった。
高難度そのものは悪くありません。 強いモンスターも、理不尽ギリギリの攻撃も、モンハンにはあっていい。
でも、ギミック必須にするなら、必要な情報はもう少しゲーム内で出してほしい。
「星10です」だけでは足りません。
本当は、
- レイド型
- 大技処理必須
- 龍属性抑制必須
- ガード役推奨
- 野良マルチは意思疎通推奨
くらいの表示がほしいところです。
星10の中でも、ゴグマジオスは別枠に感じる
星10モンスターにもいろいろいます。
歴戦王ウズ・トゥナや、タコ系の高難度個体は、たしかに強い。 でも多くの場合、基本は「避けて殴る」の延長です。
一方、ゴグマジオスは違います。
避けて殴るだけではなく、手順を知っているかを問われる。
この差が大きい。
体感で分けるなら、こうです。
| 表記 | 実際の体感 |
|---|---|
| 星9通常強敵 | 強いが、普通の狩猟 |
| 星9零式オメガ | 実質EX・役割分担クエスト |
| 星10通常高難度 | 強いが、まだ狩猟の延長 |
| 星10ゴグマジオス | 星10+・レイドギミック試験 |
星の数は、受注条件や報酬帯の目安にはなります。 でも、実際の難しさは ギミック量・案内の有無・野良マルチでの事故率 で大きく変わります。
トロフィーに残らなくても、実質トロフィー級の突破
こういうイベントクエストは、クリアしても必ず専用トロフィーとして残るわけではありません。 追加イベントや高難度クエストは、称号・素材・装備・自己満足として残ることが多いです。
でも、星10ゴグマジオスの初クリアは、実質かなりの実績です。
なぜなら、必要なのは火力だけではないからです。
- 50分の集中力
- 3乙制での事故管理
- 大技の複数回処理
- 抑制と避難の判断
- 野良なら他人のミスも含めた運用
- 最後まで折れないメンタル
これはもう、数字に出ないトロフィーです。
25分2乙でも、40分初クリアでも、勝ったなら勝ち。 むしろ初見寄りで突破できたなら、普通にかなり強い。
まとめ:星ではなく「遊びの種類」を見た方がいい
モンハンワイルズの高難度イベントは、星の数だけで判断するとズレます。
大事なのは、星9か星10かではありません。
そのクエストが、普通の狩猟なのか。 ギミック処理なのか。 役割分担なのか。 野良マルチで事故りやすい設計なのか。
ここを見る方が、実際の難易度に近いです。
零式オメガは、星9でも実質EX。 星10ゴグマジオスは、星10の中でもレイド寄り。 通常イベントは、基本的にタイムよりクリア優先。
だから結論はこれです。
勝てばよかろうなのだ。 でも、難易度表示はもう少し正直であってほしい。
