説明文: Windows 11の2026年9月更新後、Claude Coworkのローカル実行で「no Plan9 drive shares mounted」が出る原因、確認方法、KB5129195/KB5129194の修正、データ保護上の注意を解説。
2026年9月8日のWindows更新後、Claude Coworkのローカル作業が共有フォルダーにアクセスできなくなったなら、Windows側のPlan9共有障害に該当する可能性があります。 Microsoftはこの既知の問題を認め、9月14日の修正更新で対処しました。Windows 11 24H2/25H2はKB5129195、26H1はKB5129194が該当します。2026年10月18日時点では、該当OS系列の最新の正規累積更新を確認することが第一の対処です。[1][2][3]
何が壊れたのか:アプリ全体ではなく、WindowsからLinuxへのフォルダー共有
2026年9月8日のKB5124008適用後、Windowsのホストコンピュートサービス(HCS)が管理するLinux仮想環境で、Plan9という仕組みを使うホストフォルダー共有が失敗する場合がありました。仮想マシンは起動しても、Windows側で接続したフォルダーがLinux側に見えなくなります。Microsoftは影響例としてClaude CoworkとWindows Subsystem for Linux(WSL)を挙げています。ただし、WSLを利用するすべての人に同じ症状が出たわけではありません。[1]
Claude Coworkの公開GitHub報告#92958では、ローカル実行のシェル操作device_bashが始まらず、sandbox-helper: no Plan9 drive shares mounted under /mnt/.virtiofs-root/sharedというエラーが出ました。報告者の一部は、同じClaude Desktop版を維持したままWindows更新を戻す比較を行い、シェル操作が復旧したと記録しています。これは利用者の再現・比較報告であり、全端末での実測ではありません。一方、Microsoftが公式に認めたのはPlan9共有の障害と修正です。[4][1][2]
Windowsの版によって修正KBが違う
| Windows 11 | 問題が出た2026年9月更新 | 公式修正(9月14日) | 修正時OSビルド |
|---|---|---|---|
| 24H2 | KB5124008/26100.9445 | KB5129195 | 26100.9457 |
| 25H2 | KB5124008/26200.9445 | KB5129195 | 26200.9457 |
| 26H1 | KB5124012/28000.2954 | KB5129194 | 28000.2956 |
上表は修正を最初に配布した版です。2026年10月現在、対象端末には後続の累積更新が適用されている場合があります。26H2やInsiderプレビューなど、異なる配信系列へ古いKBを無理にインストールしないでください。[2][3][5]
5分で確認する安全な順番
- Windowsの版を確認。
Win + R→winverで「24H2/25H2/26H1」とOSビルドを確認します。次に「設定 → Windows Update → 更新の履歴」でKB番号を確認します。履歴の表示だけで現在の全修正状態を断定せず、ビルドと照合します。[5] - エラーの種類を分ける。 Claude Coworkで接続済みフォルダーのファイル一覧は見えるのに、ローカルのシェル・コマンド実行だけ失敗するなら、報告されたPlan9障害と整合します。ログに
no Plan9 drive shares mountedやPlan9 share ... is not mountedがないか確認します。ログを共有する場合はユーザー名、ファイルパス、認証情報を除いてください。[4] - Windows Updateで正規更新を適用。 24H2/25H2ならKB5129195以降、26H1ならKB5129194以降の、その端末に提供される適切な更新をインストールして再起動します。会社管理PCは管理者に相談してください。[2][3][5]
- 同じフォルダーで再確認。 Coworkのローカルセッションで、機密情報を含まない小さなテストファイルの一覧表示と、簡単な読み取り操作を確認します。書き込みを試すなら使い捨てのファイルだけにします。
- 修正後も失敗する場合。 OSビルド、KB番号、Claude Desktop版、ローカル/クラウド実行の別、エラー全文のうち個人情報を除いた部分を記録して、製品サポートに送ります。WSL全体が起動しない、別の権限エラーが出る場合は切り分けをやり直します。
再インストール・更新削除・クラウド切替はどうする?
公開報告ではアプリ再起動やフォルダーの再登録で改善しなかった例があります。Windowsのセキュリティ更新を削除する方法は、修正版が提供されている現在の第一候補にはなりません。 セキュリティ修正を失うため、Windows Updateからの正規修正を優先してください。仮想ディスク削除、WSLディストリビューション初期化、Coworkの作業領域削除はデータや環境を失う恐れがあるため避けます。[4][2]
一部利用者は、ローカル実行を避けてクラウド側で処理する方法を一時的に使いました。ただしローカルファイルの送信先や組織の情報管理ルールが変わるため、業務・機密ファイルでは許可とデータの扱いを確認してください。処理に失敗した自動タスクは、再実行前に出力ファイルと更新時刻を点検します。今回の公式障害情報だけから既存ファイルの消失まで断定する根拠はありません。[4]
結論
「Claude Coworkが突然ファイルを扱えない」は、Claudeそのものの故障ではなく、Windows更新によるPlan9共有の不具合だった例があります。 24H2/25H2はKB5129195、26H1はKB5129194で修正が公表済みです。まずwinverと更新履歴を確認し、端末に合った最新更新を適用。初期化やセキュリティ更新の削除より、同じフォルダーでの安全な再テストを優先しましょう。
参考資料(1件)
[1] Microsoft, Windows 11 KB5124008 known issue (2026-09-08): https://support.microsoft.com/en-us/servicing/os/windows-11/2026/09/kb5124008-windows-11-24h2-25h2-security-update [2] Microsoft, KB5129195, 24H2/25H2 OOB fix (2026-09-14): https://support.microsoft.com/en-us/servicing/os/windows-11/2026/09/kb5129195-windows-11-24h2-25h2-security-update [3] Microsoft, KB5129194, 26H1 OOB fix (2026-09-14): https://support.microsoft.com/ja-jp/servicing/os/windows-11/2026/09/kb5129194-windows-11-26h1-security-update [4] Public user reproduction, anthropics/claude-code issue #92958 (2026-09-09 onward): https://github.com/anthropics/claude-code/issues/92958 [5] Microsoft, KB5124012, Windows 11 26H1 known issue: https://support.microsoft.com/en-us/servicing/os/windows-11/2026/09/kb5124012-windows-11-26h1-security-update
