「成果を出してないのに権利ばっかり主張するな」
この言葉は、一見それっぽく聞こえる。
でも、かなり危ない。
なぜなら、労働者の基本的な権利を、上司の主観評価に従属させてしまうからだ。
成果が高い人だけ休める。
評価されている人だけ休める。
上司に気に入られている人だけ休める。
そうなったら、有給は権利ではなく、上司のご褒美になる。
でも、そうではない。
有給休暇は、一定の条件を満たした労働者に発生する制度である。
成果評価とは別のレイヤーにある。
もちろん、成果が低い、業務上の課題がある、勤務態度に問題があるなら、それは別の場で扱えばいい。
- 目標設定
- 評価面談
- 業務改善
- 教育
- 配置
- 役割調整
そこで話すべきだ。
有給申請の場で、
「成果を出してないのに」
と持ち出すのは、論点のすり替えである。
記事用にラベルを貼るなら、これは
権利の人質化
である。
休みたいなら成果を出せ。
休みたいなら上司に好かれろ。
休みたいなら空気を読め。
そうやって、労働者の権利を、上司の気分と評価にぶら下げる。
でも、そこに付き合わなくていい。
返答はこれでいい。
成果や評価については、別途確認させてください。
今回は年次有給休暇の取得手続きとして申請します。
これで十分。
論点を戻す。
猿の口車に乗らない。
