ブロック崩しに派手な魔法や召喚犬を入れたら、なぜ考えるだけで夜更かしするほど楽しくなるのか。
ゲームより演出が巨大になる
ブロックを壊すだけのゲームに、隕石の雨、神聖な光、大爆発、そしてドヤ顔の犬を追加する。目的は単純なのに演出だけが壮大。この落差こそが面白さの中心だ。
最初は普通のブロック崩しだった。そこにメテオ、ホーリー、アルテマという大技が並ぶ。画面が揺れ、光が重なり、爆発前には一瞬の静寂。数個のブロックを壊すために世界の終わりみたいな映像が流れる。
召喚獣の距離感がゼロ
さらに召喚獣はゴールデンレトリバー。横から弧を描いて飛び込み、通り道の文字をくわえて持ち去る。仕事が終わると褒めてほしそうな顔でカメラに近づき、画面いっぱいに鼻を押しつける。最強の必殺技が最後にプレイヤーの視界を奪う。
考えるだけで夜が更ける
派手な演出はパチンコの大当たりを思わせる。でもここでは賭け金も当たり待ちも必要ない。演出を自分で考え、自分のゲームに入れる。アイデアが次のアイデアを呼び、ベッドの上で考えていたら夜が明けそうになる。
制作中の構想と完成したゲームは別物。実際に楽しいかは、犬の接近が短く、操作を邪魔しすぎず、スマホでも滑らかに動くかで変わる。点滅を抑え、動きが苦手な人向けの設定もほしい。
結局いちばん贅沢なのは、ブロックを壊すために全力で無駄な演出を作れること。召喚獣は有能。犬としては距離感ゼロ。眠る直前に思いつくには、あまりに危険な趣味だ。

