室内デートを探していたはずが、ホテルの客室一覧で妙なものを見つけた。
ファミコン、カラオケ、サウナ、露天風呂、そして流れ星。
……いや、ホテルの部屋、何を目指しているんだ。
実際に四日市と隣の鈴鹿の施設情報を見ていくと、眠るためだけではもったいない客室がいくつもある。面白いのは「ホテルに娯楽設備がある」というだけではない。部屋番号を間違えると、その設備がないということだ。
ファミコンを始めたら、もう寝る時間がない
四日市のMIO PLAZAは、207号室と307号室が面白い。懐かしのファミコン、カラオケ、サウナ、スマホの映像をテレビへ映す設備が同じ部屋にあるという。
レトロゲームで盛り上がる。歌う。サウナへ行く。またゲームへ戻る。
もうこれ、外に出る予定を立てなくても成立してしまう。宿泊施設というより、ベッド付きの遊び場だ。
同じく四日市のMIO CITYも、801号室・805号室にカラオケ、サウナ、映像をテレビへ映す設備がそろう。ただし、こちらの部屋にファミコンがあるとまでは確認できない。ホテル名だけで設備をひとまとめにしないのがコツだ。
プロジェクターの横に洗濯機。急に生活感が出る
ルキノの702号室には、大型プロジェクター、サウナ、マッサージチェア、そして洗濯機。
映画を大画面で楽しめるのは分かる。サウナも分かる。
でも洗濯機まで付いている。娯楽を全部詰め込んだ先で、突然「ついでに洗濯もできます」が顔を出す。この妙な取り合わせがちょっと好きだ。
クリスマスホテル、天井で流れ星を流す
近鉄四日市駅から歩いて行けるブランチャペルクリスマス四日市は、704号室の寝室に流れ星が流れる演出を案内している。
701号室はベッドから星空を眺める仕掛け、703号室は宮殿風の客室にカラオケとサウナ。ホテル全体が年中クリスマスというコンセプトも強い。
もう少し普通のホテル名を期待していたら、部屋まで全力でクリスマスだった。中途半端にやらないのがいい。
隣の鈴鹿では、部屋を出ずに露天風呂
ファインガーデン鈴鹿の303号室は、テラスに露天風呂とスチームサウナ。305号室にも露天風呂付きの広いテラスがある。
同じ「お風呂のあるホテル」でも、普通の浴室と露天風呂付きの客室は体験がかなり違う。
四日市のGlowには岩盤浴やスチームサウナ、プロジェクターを備えた客室がある。ただし、いずれも一部客室のみ。岩盤浴もプロジェクターも一室に全部あると早合点しないようにしたい。
値段を見るより先に、部屋番号を見る
ここまで調べると、選び方は意外と単純だ。
- レトロゲームなら MIO PLAZAの207・307号室
- 歌とサウナなら MIO CITYの801・805号室
- 大画面でのんびりなら ルキノの702号室
- 変わった雰囲気なら ブランチャペルの704号室
- 露天風呂なら ファインガーデン鈴鹿の303・305号室
料金は「ホテル全体の最安値」と「面白い設備のある客室」で異なる。例えばファインガーデン鈴鹿の公式客室料金では、特別なSランクの平日休憩基本料金を5,200円と案内し、別途サービス料10%の記載がある。曜日・会員特典・利用時間も合わせて確認したい。
映画館やカラオケ店を何軒も巡るのも楽しい。でも、遊ぶ場所がすべて一室にそろったホテルも、室内デートの一つの選択肢になる。
「ホテルで何をする?」ではなく、「あの部屋に入ってみたい」。
目的地が建物ではなく、部屋番号になった。
