ログインで電話番号認証に苦戦。ようやく証券口座に入れたので、今度こそ自動売買APIの設定へ進む。
すると画面は無慈悲に一言。
Forbidden
You don't have permission to access /e_api_user/auth/ on this server.
やっと玄関が開いたと思ったら、APIの部屋に「関係者以外立入禁止」。 証券会社のログインが二段階なら、オチは三段階だった。
403は「パスワードを間違えた」と同じではない
HTTPの「403 Forbidden」は、サーバーが要求を理解したうえで、そのアクセスを拒否した状態を表す。[1] ただし、画面に403が出ただけでは、本人の権限、アクセス制御、システム側の停止のどれが原因かは分からない。
今回の判断材料は別にある。立花証券e支店が2026年10月23日15時30分からAPIを停止すると公式に告知しているのだ。理由の表記は「PHP問題対応」。対象は本番APIとAPIデモ環境だけでなく、BRiSK Next、リアルタイム株価ボード、スマートフォン専用サイト、AI決算カレンダー、口座開設申込にも及ぶ。[2]
つまり、API設定ページで403を見たら、まず公式のお知らせを確認すべき状況だった。ただし、この特定の403が停止措置によって返されたとまでは公式に確定されていない。 2026年10月26日確認時の案内には、再開予定日は示されていない。
過去にも止まっていたのか?
答えは「停止の記録はある」。ただし本番APIとデモ環境、e支店全体の障害を混同しないのが大事だ。
| 時期 | 公式に確認できること |
|---|---|
| 2020年10月 | e支店APIサービス開始[3] |
| 2021年 | e支店のシステム障害報告が2月・3月・10月に掲載[4] |
| 2021年7月時点 | APIデモ環境が不具合で停止していると公式案内[5] |
| 2022年9月 | APIデモ環境の再開案内[3] |
| 2026年10月16日 | 全システムの計画メンテナンス(16〜17時)[6] |
| 2026年10月23日15時30分〜 | PHP問題対応により本番API・デモ環境などを停止[2] |
| 2026年10月24日 | 別途、全システムの計画メンテナンス(8〜17時)[6] |
2021年のシステム障害報告をすべて「本番APIが止まった日」と数えるのは誤り。また、公開履歴は稼働率の完全な記録ではない。過去に本番APIが何日止まったか、今回が最長かは、この資料だけでは断定できない。
自動売買するなら、障害も取引条件の一部
APIは無料で、自作プログラムから日本株の注文を出せる。[7] しかし「家にいなくても発注できる」と「いつでも発注できる」は違う。
復旧まではログイン情報を再発行しまくるより公式の再開案内を確認する。復旧後はAPI利用設定を開き直し、注文の二重送信防止、異常時の発注停止、注文・約定照会、手動での対応手順を事前に検証したい。特に売れないリスクを抱える戦略なら、停止したときの扱いを決めずに本番資金を任せるべきではない。
結論:立花証券のAPI停止は今回だけではない。2021年のデモ環境停止と2022年の再開記録があり、2026年10月は本番APIを含む停止が公式発表された。403の直接原因までは未確定だが、まず公式障害情報を見るのが近道。
自動化するためにログインしたのに、最後に人間がやる仕事が「再開のお知らせを読む」なの、あまりに人力。
公式・技術資料
参考資料(7件)
- MDN, “403 Forbidden developer.mozilla.org
- Tachibana Securities, e-Shiten login notice (PHP issue, 2026-10-23) tr2.e-shiten.jp
- Tachibana Securities, API release and change history e-shiten.jp
- Tachibana Securities, system incident archive e-shiten.jp
- Tachibana Securities, API demo environment suspension (2021) e-shiten.jp
- Tachibana Securities, homepage maintenance notices (2026-10-16 / 2026-10-24) eshiten.com
- Tachibana Securities, e-Shiten API product information e-shiten.jp



