説明文: 3,000円のお試しマッサージを調べていたのに、最後に出てきたのは2万円。店の種類とサービス内容が変わると、なぜ予算まで別世界へ行くのか。検索が脱線した一幕を、料金の見方とともに笑い飛ばす。
最初の予算は3,000円。短いお試しマッサージなら、まあ気軽に料金を見られる。
ところが調べ始めると、質問が少しずつ変わる。
「裏のサービスってあるの?」 「性的なサービスがある店は?」 「じゃあ、性交まで含むところは?」
そのまま候補を広げたら、今度は2万円という数字が飛び出してきた。
高っっっ!!!
3,000円から始めたのに、何の買い物をしているんだ。
値札は増えた。途中で店の種類も変わった
ここが話の落とし穴だ。初めに見ていたのは、短時間のマッサージのお試し料金。一方、調べる途中で話題に出てきたのは、成人向けの接客を扱う別の業態だった。
短いコース、個室で過ごす長めのコース、入浴設備を使う業態では、料金に含まれる時間や場所が違う。日本の成人向け店舗についての比較案内でも、コース時間と追加料金をそろえて見る必要があると説明されている。[1]
そもそも3,000円の品物が2万円に値上がりしたわけじゃない。検索している側が、別の売り場へどんどん移動していたのだ。
スーパーでおにぎりを探していたら、いつの間にか料亭の会席料理の値段を比較している。そんな状態で「おにぎり、高くなったな」と言っているようなものだ。
6.7倍の衝撃は本物。でも比較の仕方には注意
計算は簡単。20,000 ÷ 3,000 = 約6.67。予算だけを見るなら約6.7倍である。
ただし、これは調べていたときに挙がった二つの表示価格の比較であり、同じ店・同じ時間・同じサービスの料金差ではない。地域相場を測った数字でもない。料金の安さを判断するなら、時間、内容、指名料などを含む総額を見たい。
そして「裏のサービスがあるらしい」という噂と、店が公表している内容は別。非公式の対応を、料金表から推測して事実にすることもできない。
なお日本の売春防止法は、対価を受けて不特定の相手と性交することを「売春」と定義し、禁止している。[2] 「本番込み」を確約する話として店を紹介するのは、法律の説明としても正確さを欠く。
2万円の表示を見た瞬間、買い物モードが終了した
3,000円の画面を見ていた頭は、まだ「ちょっと試すか」だった。2万円を見た瞬間、急に「その金でうまい飯が何回食える?」に切り替わった。
これが妙に面白い。調べている本人の欲望が7倍になったのではなく、検索語を一つずつ足していった結果、候補の店まで別物になっていた。
最初はマッサージを探していたはずなのに、最後に一番ほぐされたのは判断力。代わりに固まったのは財布のひもだった。
3,000円で始めた検索、2万円で正気に戻る。高いって、すごい。
参考資料: [1] 成人向け店舗の業態・料金・時間の比較(2026年10月、店舗情報サイト) / [2] e-Gov法令検索:売春防止法、第2条・第3条。
