漫画『HUNTER×HUNTER』のグリードアイランドは、念という超能力を使うゲームである。少年ゴンとキルアが挑戦し、ビスケが二人を指導する。
結論――「グリードアイランドの運営=死刑囚集団」ではない
グリードアイランドには死刑囚が関わっている。
そのため、
「制作・運営担当11人って全員元死刑囚なの?」
と思いやすい。
しかし、そういう設定ではない。
少なくとも、
ジン イータ エレナ リスト ドゥーン
まで全員死刑囚だった、という設定はない。
死刑囚の経歴で重要なのはレイザーである。
レイザーは元犯罪者・死刑囚側の人物
レイザーは、ジンに捕らえられた過去を持ち、その後グリードアイランドの制作・運営へ関わるようになる。
ここがかなり特殊。
通常なら、
ハンターが犯罪者を捕まえる ↓ 司法へ引き渡す
で終わる。
ジンの場合、
捕まえる ↓ ゲームの話をする ↓ 仲間としてグリードアイランドへ組み込む
という謎の人材活用をする。
レイザー自身がジンをかなり変わった人物として見るのも当然である。
海賊イベント側にも死刑囚がいる
さらに「一坪の海岸線」のイベントでは、レイザーの周囲に海賊役がいる。
この中には実際の死刑囚が使われている。
ここが、
レイザー=元死刑囚 + 周囲の海賊役=死刑囚
となるため、
「グリードアイランドのスタッフ、死刑囚だらけでは?」
という印象につながりやすい。
ただし、
制作メンバー11人全員が死刑囚
という話ではない。
レイザーだけ職歴が異常
レイザーの経歴を職務経歴書風に並べると、
犯罪者 ↓ ジンに捕まる ↓ グリードアイランドの共同制作・運営へ ↓ 制作・運営担当 ↓ 放出系システム担当級の重要人物 ↓ 海賊イベント責任者 ↓ プレイヤーのボス ↓ 不法侵入者対応
となる。
普通の転職ではない。
ジンの人材登用が一番おかしい
しかもジンは、レイザーへ信頼を置く。
さらに、
自分の息子がいつか来るから、その時は遠慮せず相手をしてやってくれ
という趣旨の依頼までしている。
元死刑囚へ、
「俺のゲーム作りを手伝ってくれ」 の次に、 「将来、息子が来たら全力でぶつかってくれ」
である。
ジンの人間を見る基準が、
経歴 ではなく 能力と本人そのもの
へ極端に寄っていることがわかる。
