新築の家を探していたら、駅徒歩4分で5,180万円の物件が出てきた。広いリビングに駐車場。いい家だ。でも、ふと思った。車があるなら、駅から少し離れた家でもよくない?
同じくらいの建物の広さで、駅から離れた地域まで探すと3,500万円台の候補も見つかった。差は約1,600万円。ただし建築会社や土地、設備も違う。駅までの4分だけに1,600万円の値札が付いているわけではない。
仮に1,600万円の差を35年・年1.2%固定の住宅ローンで払うと、毎月の返済差は約4.7万円。いや、それ一人暮らしの家賃じゃん。駅近の便利さのために、毎月もう一軒分の家賃を払うような比較になる。
もちろん駅近なら毎日の通勤が楽で、売るときに有利な場合もある。逆に駅遠は車の維持費、送迎の時間、子どもの移動、老後の交通手段が問題になる。送迎をする人の時間だって無料ではない。
だから大事なのは駅近を捨てることではなく、駅徒歩4分・20分・車生活を並べて、毎月いくら違うか見ること。旅行先なら外しても次がある。家は数十年付き合う。数時間の比較で、何百万円もの見落としに気づけるかもしれない。
