掃除、買い出し、簡単な設置、段ボール処分は自分でもできる。だが30分の作業が、採寸→検索→工具探し→「あれどこ置いた?」→買い出し→不足品発覚→再出撃→片付けで2時間になるなら無料ではない。自分の時間で全額払っている。
本当に買うもの
外注で買うのは作業だけでなく、「まだやってない」を脳内RAMから消す権利だ。判断式は 外注費 < 回収時間の価値+面倒さ+探索/切替コスト+失敗リスク。浮いた時間は仕事だけでなく、アプリ制作、ゲーム、アニメ、睡眠に使っていい。自由時間にも価値がある。
運用と境界
雑用を貯め、設置・調達・掃除・処分をまとめて提示する。仕事内容、作業代、材料実費を明示し、受ける人がいれば成立。いなければ値上げ、範囲縮小、別の人へ。リピーターなら説明コストまで減る。他人を家に入れられるのは外注との相性がいいが、現金・鍵・身分証・契約書・PC・パスワードは別管理。資格・安全が絡む作業は専門家へ。
研究と結論
研究結果は一様ではない。家事外注と家事時間・主観的時間圧力の低下との関連を示す研究がある一方、総家事・ケア負担への効果が小さいという研究もある。小規模な日本の医師研究では、清掃外注後に家事負担減を報告した参加者が多かった。つまり万能薬ではなく、何を外注し、浮いた時間を何に再配分するかが重要だ。できること全部ではなく、自分でやる価値があることをやる。人生は短い。段ボール最終決戦に毎回主人公が出撃する必要はない。
