「アクセス数が6時間も動かない。読者が全員帰った?」――そんなとき、サイトの葬式を開くのはまだ早い。止まったのは読者ではなく、記録係のWorkerかもしれない。
カウンター停止はアクセスゼロと違う
自作の閲覧カウンターは、ブラウザーからWorkerを通してデータベースへ記録することがある。Workerの制限でこの経路が止まっても、サイトが表示されている可能性はある。レジが故障しただけで、お客さんまで消滅したとは限らない。
まずCloudflareの独立した数字を見る
Cloudflareの Observability → Analytics → Web Analytics を開き、読者が実際に使う本番ドメインを選ぶ。テスト用サイトの「0」を見て本番サイトまで無人だと思わないこと。
Page viewsはページ閲覧、Visitsは外部サイトまたは直接リンクから始まる訪問。1回の訪問で何ページも開くため数値は違う。期間は過去24時間から、カウンター停止後へ絞る。時差にも注意。Web Analyticsはブラウザー側の計測スクリプトが動く必要があり、ページそのものが開けない場合のアクセスを全件数えるとは限らない。
ChatGPTにCloudflareをつなぐ6手順
- Web版ChatGPTで Plugins を開く。
- + → Add custom MCP server を選ぶ(利用可能な環境のみ)。
- 接続URLに https://mcp.cloudflare.com/mcp を指定。
- OAuthを選び、Cloudflareの画面でログイン・承認。
- 権限は目的に必要な読み取りだけに絞る。
- 作成した接続をインストール・有効化し、会話で選ぶ。
MCPはAIが外部の道具を使う接続口。OAuthならパスワードをチャットへ貼らずに認証できる。自前のWorkerを新しく作る必要もない。
聞き方で結果が変わる
「昨日のアクセス」では日付の範囲が曖昧。こう聞く。
example.comの2026年10月13日16:54〜14日0:00(日本時間)のPage viewsとVisitsを調べて。対象ドメイン・期間・取得元・取得成功の有無を示して。Web AnalyticsのPVがAPIで取得できない場合、HTTPリクエスト数で代用せず、その旨を説明して。
OAuth接続の成功とPV取得の成功は別。使えるAPIや許可権限によっては、画面上のWeb Analytics数値を直接読めないことがある。接続が会話に出てこなければ、プラグインのインストール・有効化を見直し、新しいチャットで選ぶ。
最後に、数字を混ぜない
独自カウンターの7日分とWeb Analyticsの24時間を引き算しても、停止後の正確なPVにはならない。Page views、Visits、HTTP requestsは違う指標だ。
Web Analyticsで本番の動きを確認 → OAuthでMCP接続 → 正確な期間と指標を質問。 Workerの故障は別途直す。でも、記分板が止まっただけで試合終了と決めつけなくていい。
