結論――本編が正体をぼかしている横で、OPがものすごく正直
旧G.I.版のOP「Pray」は、今見るとかなり豪快である。
本編では「ボマー」と呼ばれる危険人物について段階的に話が進む。
ところが視聴体験としては、
本編:
「ボマーと呼ばれるやつだ」
その一方でOP:
爆弾 + ゲンスルー + どーん
という印象が強い。
もちろん画面に、
「この人がボマーです」
と字幕が出るわけではない。
しかし視聴者からすると、
本編
「ボマーというやつがいる」
OP
「ゲンスルー!! 爆発!!」
なので、
「いやもう答え言ってるやん」
となる。
「俺がボマーだ!」より先にOPがボマーしている感
G.I.編には、ゲンスルーが自分の正体を明かす強烈な場面がある。
本来ならそこへ向けて、
誰がボマーなのか
という情報が積み上がっていく。
しかしOPを毎回見ていると、
ゲンスルーだけ妙に悪そう 爆発イメージと結びつく 主要な敵として前面に出る
ため、かなり早い段階で察しやすい。
体感としては、
ゲンスルー本人が名乗る前に、OPが先に「こいつがボマーです」と言っている。
当時のOPは「秘密を守る」より「今期の見どころを見せる」
これは旧G.I.版だけの欠点として切るより、当時のアニメOPの作り方として見るとわかりやすい。
OPには、
そのシリーズで活躍するキャラクター 重要な戦闘 能力 敵
をかなり素直に見せるものも多かった。
つまり、
ネタバレ防止用の抽象映像
というより、
毎週流れるシリーズPV
に近い。
そのため後から見ると、
「その情報、まだ本編で出してないぞ」
が起きる。
「Pray」は曲としてはG.I.に合っている
問題は曲ではない。
映像が正直すぎる。
本編で、
「ボマーと呼ばれるやつが――」
とやっている横で、
OPが、
爆弾!
ゲンスルー!
どーん!
なのがじわじわくる。
