説明文: 「○○がユニバーサルのハロウィーン・ホラー・ナイトに登場」という告知が、なぜ大喜利になったのか。2026年8月の映画『Obsession』関連投稿から広まった、あり得ない出演者を発表するネットミームを解説する。
「○○がホラーイベントの会場を歩き回るキャラクターとして登場します」――この文章に場違いな人物を入れて、真面目な出演告知のように見せるのがミームの正体だ。 英語の標準的な呼び名は「X Will Appear As A Roaming Character During Universal Halloween Horror Nights」。Xには好きな人物やキャラクターを入れる。
元ネタは映画『Obsession』のニッキー
発端として記録されているのは、2026年8月9日の映画情報アカウントDiscussingFilmによるXへの投稿だ。映画『Obsession』でInde Navarretteが演じたニッキーが、米国ハリウッドのユニバーサル・スタジオの「Halloween Horror Nights」に「roaming character」として登場するという内容だった。
この英語は、特定の舞台ではなく会場内を歩き、来場者と遭遇するキャラクターのこと。ニッキーは、見た目には普通の女性に近い「何かに取りつかれた人間」なので、怪物が歩くのとは違う不気味さがある。ネットでは「どう演出するのか」という疑問とともに、演じる人への来場者の接し方を心配する投稿もあった。
どうやって大喜利に変わった?
元投稿は、名前を差し替えるだけで妙に説得力のある告知になる。8月11日には映画『Tony』のトニーを使ったパロディー、12日にはジョー・ジャクソン、13日には米国の政治家ミッチ・マコーネルを「登場」させる冗談が記録された。これらは実際の出演情報ではなく、元の投稿形式を借りたネタだ。
使い方は「○○ will appear as a roaming character during Universal Halloween Horror Nights」と書き、恐怖映画の怪物とは違う意味で会いたくない人、または会場にいるだけで混乱しそうな人を当てはめる。ニュース風の画像を添えると、あり得ない出演者まで公式発表のように見えてしまう。
面白いのは「恐怖」の種類が変わること
ホラーイベントで怖いのは普通、映画の怪物との遭遇だ。このミームでは、「なぜここにこの人が?」という気まずい偶然が恐怖になる。会場をただ歩くだけの人物に、告知文がやたらと重々しい肩書を与える。お化け屋敷に入ったはずなのに、避けていた知り合いと廊下ですれ違う。そんな種類のホラーまで出演者一覧に入ってしまった。
出典: Know Your Meme「X Will Appear As A Roaming Character During Universal Halloween Horror Nights」(2026年8月14日更新)。8月9日の元投稿と11〜13日のパロディーの記録に基づく。国別検索数や世界全体の人気規模は実測していない。
