説明文: 「He Was Whipping Up Shit in a Kettle」は英国の元刑務官が語った「やかんで排せつ物を煮る」話から生まれたミーム。2025年の元動画が2026年7月に再注目され、作品や試合をこき下ろす音声として使われた経緯を解説する。
この音声は、英国の元刑務官が刑務所で見たという、とんでもない調理風景の話が元ネタだ。 2026年7月ごろ、動画の強烈な一節を別の作品や出来事に重ねて「これはひどい」と評するミームになった。料理の説明を借りた批評なのに、肝心の料理が最悪すぎる。
元ネタは何の動画?
英国の番組『The BlueTick Show』が2025年1月19日に公開した「THE UNTOLD STORIES OF A UK PRISON」。元刑務官として紹介されるJeff the Govが、夕食に出られなかった受刑者がやかんで排せつ物を煮ていたという話をする。該当場面は動画の31分54秒ごろ。これは番組内で語られた体験談であり、出来事自体を別途検証した記録ではない。
耳に残る「whipping up shit in a kettle」(やかんでひどいものをこしらえていた)という言葉と、語り手の真剣な口調がセットで切り抜かれた。
どうして悪口の音声になる?
2026年7月上旬、Instagramの短い動画などでこの切り抜きが広まり、TikTokにも派生した。7月7日にはサッカー選手を辛口に評する投稿、7月25日にはアニメ作品への不満を並べる動画に使われた例が記録されている。ここでの狙いは、本当にやかんの話をすることではなく、対象を「見ていられない出来」と大げさに扱うことだ。
たとえば期待していた新作が残念だったとき、その映像にこの音声を重ねる。「ひどかった」の代わりに、世界一聞きたくない調理実況が流れる。 これは使い方の説明例で、特定の投稿の引用ではない。
褒める版まであるの?
ある。7月には音声を作り替え、「すばらしい料理を作っていた」といった肯定的な内容にした派生版も使われた。7月27日には好きなアニメを褒める動画に、この方向の音声が登場している。同じ話し方で酷評も絶賛もできるのが、妙な強みだ。
要するに、元は刑務所の強烈な逸話、ネットでは作品の評価を盛りすぎるための音声。やかん一つでレビュー欄の星1から星5まで担当するとは、本人も想定していなかっただろう。
出典: Know Your Meme — He Was Whipping Up Shit In A Kettle / Boiling Poo In a Kettle.
