ボトルネック発見機として働く

問題解決がうまい人は、全部を変えようとしません。

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  • description: 問題全体を壊さず、詰まっている一点だけを見つけて外す。業務改善・採用・組織運用に共通するボトルネック思考。
  • tags: ボトルネック, 業務改善, 要件定義, 構造化, 問題解決

問題解決がうまい人は、全部を変えようとしません。

まず、どこが本当に詰まっているかを見ます。

  • 全体方針は合っているのか
  • どこだけが詰まっているのか
  • そこを外せば流れるのか
  • 残してよい強みは何か
  • 変えるべき部分はどこだけか

これがボトルネックを見る力です。

全部変えるのではなく、詰まりだけ外す

よくある失敗は、一部に問題があるだけなのに、戦略全体を変えてしまうことです。

  • 一部が詰まっている
  • だから全体がダメに見える
  • じゃあ全部見直そう
  • 別施策を考えよう
  • でも本当の詰まりは残る

これはもったいない。

本当は、こう考えるべきです。

  • この部分は合っている
  • この部分は弱い
  • この制約は追加した方がいい
  • でも全体方針は変えなくていい
  • 詰まっている一点だけ外せばよい

これは、情報を細かく分ける力です。

「この案は正しいか間違っているか」ではなく、 「どの部分が合っていて、どの部分が違うか」を見る。

これは思っている以上に高度です。

採用のボトルネック

たとえば、採用で候補者が増えているとします。

この時に見るべきボトルネックは、入口でしょうか。

もしすでに母集団が増えているなら、入口ではありません。

  • 既存候補者をどう囲い込むか
  • インターン参加者をどう逃がさないか
  • 内定承諾率をどう上げるか
  • 入社後の受け入れ体制をどう見せるか
  • 個別対応の工数をどう下げるか

ここがボトルネックです。

それなのに、またイベント参加だけを増やすと、入口施策ばかり膨らみます。

調達・部署横断業務のボトルネック

部署横断の進捗管理でも同じです。

表を作ることがボトルネックではありません。

本当のボトルネックは、各部署が計画・実績・遅延理由を出せるかです。

  • 誰が計画を出すのか
  • 誰が実績を更新するのか
  • 遅れた時に誰へ上げるのか
  • 優先順位がぶつかった時に誰が判断するのか
  • 調達や事務局はどこまで見るのか

ここを決めずに進捗管理を任せると、担当者は催促係になります。

進捗管理のボトルネックは、表ではなく、責任範囲と上位判断です。

ボトルネックを見る人は、嫌われることもある

ボトルネックを見る人は、時に嫌われます。

なぜなら、詰まっているところを指摘するからです。

相手からすると、

  • 自分のやり方を否定された
  • 自分の采配が甘いと言われた
  • 自分が見えていないと言われた

ように感じることがあります。

だから、ボトルネックを指摘する時は、出し方が大事です。

いきなり、

「そこが間違っています」

と言うより、

「全体方針は変えなくていいと思います。詰まっているのはこの一点なので、ここだけ外せば今の強みがもっと活きそうです」

と言う方が通りやすい。

ボトルネック発見は才能であり、商品にもなる

ボトルネック発見は、かなり価値のある能力です。

  • 採用導線のどこで逃げているかを見る
  • 業務のどこに時間がかかっているかを見る
  • 部署横断のどこで責任が詰まっているかを見る
  • 会議のどこで未定義のまま進んでいるかを見る
  • 改善しても楽にならない理由を見る

これは、業務改善、BPR、Product Ops、導入支援、採用設計、教育設計、副業コンサルにも使えます。

重要なのは、全部を変えることではありません。

詰まっている一点を見つけること。 そこを外す方法を出すこと。 そして、残せる強みは残すこと。

これができる人は、組織の中でかなり価値があります。

ただし、全員に全力で使う必要はありません。 受け取れる人に使う。 燃える人には最小限にする。 自分の実績、転職、記事、副業に変換する。

ボトルネックを見つける力は、人を救う力にもなります。 同時に、自分を守る力にもなります。

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