結論
クラピカはコミュニケーション能力が低いというより、理解力も言語化能力も高いのに、不要な一言を追加してしまうタイプである。
交渉や情報整理は得意。
しかし相手の理解力や発言に引っかかると、訂正だけで終わらず一刺し入れる。
その結果、非常に頭のいい「レスパ民族」になる。
友達は大切なのに、連絡運用がひどい
クラピカはゴン、キルア、レオリオを明らかに大切にしている。
ヨークシンでも、復讐だけを優先するのではなく、ゴンとキルアの安全を優先する。
それほど仲間への情がある。
ところが平時の連絡になると途端に不器用だ。
大切ではないから連絡しないのではない。
むしろ、
- 自分の問題に巻き込みたくない
- 自分のことは自分で処理する
- 目的へ集中するとほかが切れる
という性格が重なり、結果として友人から見ると「全然連絡がつかない人」になる。
好感度と連絡頻度がまったく連動していない。
ビスケ相手でも初手から刺す
暗黒大陸・王位継承戦側では、ビスケとのやり取りがこの性格をわかりやすく表している。
契約や報酬の確認は、仕事として普通に必要なことだ。
クラピカも確認内容そのものには答えている。
問題は、そこで終わらず、
「普通なら確認しなくてもわかるだろう」
という趣旨の一言まで追加することだ。
回答だけなら何も起きない。
しかしクラピカはわざわざ対立の種を置く。
そして相手が反応すると、さらに言い返せる。
頭の回転が速く、論理と言葉を持っているため、レスバ性能が高すぎる。
「コミュ力がない」では説明しきれない
クラピカは必要なら丁寧に話せる。
組織でも仕事ができる。
複雑な交渉もできる。
念能力について他者へ説明し、集団を動かすこともできる。
だから「会話が苦手」というより、
会話能力は高いが、感情が動いたときの対人摩擦コストを軽視する
と考えた方が近い。
言い換えると、
- 論理能力:高い
- 説明能力:高い
- 交渉能力:高い
- 相手の穴を見つける能力:高い
- その一言を飲み込む能力:低い
という人物だ。
レオリオが相性のいい理由
このタイプに必要なのは、遠慮して全部飲み込む相手ではない。
レオリオのように、刺されたらその場で真正面から返す相手の方がむしろ相性がいい。
クラピカの言葉を過剰に恐れず、
「その言い方はなんだ」
と返せる。
同時に、本当に危険なときにはクラピカを助けようとする。
だから四人の関係は成立する。
クラピカ一人だけで人間関係を回していたら、本人は事実を述べているつもりでも、かなり敵を増やしたはずだ。
