――『とんがり帽子のアトリエ』5巻・27話時点で見える、つばあり帽の進化
非公式の感想・考察記事です。
『とんがり帽子のアトリエ』漫画27話(5巻付近)までの読書ログをもとにしています。
ネタバレは27話時点までに留めています。
一番気になる違和感
つばあり帽って、禁止魔法を持っている側なのに、思ったより
禁止魔法ドーン!
をやらない。
むしろやっていることは、
- デコイ
- 魔墨汚染
- 善意ハッキング
- 心理誘導
- 痕跡操作
- ココ利用
- キーフリー誘導
みたいな絡め手ばかり。
最初は
回りくどくない?
と思った。
でも27話くらいまで読むと、逆にこう思う。
昔の「禁止魔法ドーン派」は全員処されたのでは?
脳筋つばあり帽は生き残れない
もし本当に
禁止魔法最強! 力で変える!
だけだったらどうなるか。
魔警団が来る。
軍隊が来る。
魔法使いが来る。
社会全体が敵になる。
終わり。
現実でも同じ。
正面から暴れる過激派は目立つ。
目立つやつから潰される。
生き残るのは絡め手勢
だから生き残るのは
- 偽装
- 潜伏
- 誘導
- 工作
- 情報戦
をやる側。
今のつばあり帽って完全にこれ。
第一世代
禁止魔法ドーン!
第二世代
善意を利用します デコイ置きます 魔墨汚染します 本体は別にいます
APT攻撃者である。
目玉の人がキーフリーを殺さない理由
ここも面白い。
もし本当に脳筋なら、
キーフリー寝てる ↓ 殺す
で終わる。
でもやらない。
つまり目的が
倒す
ではない。
利用する
なんだと思う。
キーフリーは
- 復讐心
- 執着
- 追跡能力
を持っている。
目玉の人からすると
優秀な追跡装置
でもある。
ココの善意を利用する
ココを悪堕ちさせたいわけでもなさそう。
むしろ
ココは善人のままでいい
ように見える。
善人のまま
- 人を助けようとする
- 魔法を使う
- 事故が起きる
- 魔警団が反応する
方が都合がいい。
これが前に出てきた
善意ハッキング。
つばあり帽は規則改変派かもしれない
主張だけ見ると
禁止魔法にも救済用途がある 現行制度は硬すぎる 救えない人がいる
という話に見える。
ここは一理ある。
でも。
やり方が
- 人体改造
- 魔墨汚染
- 子ども利用
- 冤罪誘導
なので、やっぱり危ない。
ラベルを付けるなら
規則改変派
というより
マルウェア作者
である。
5巻・27話時点の結論
一番しっくり来る仮説はこれ。
昔の禁止魔法ドーン派は全滅した。
生き残ったのは、学習した絡め手勢。
だから今のつばあり帽は
- 火力ビルド ではなく
- 認識阻害ビルド
- 情報戦ビルド
- 心理戦ビルド
- サプライチェーン攻撃ビルド
になっている。
回りくどいのではない。
回りくどくないと生き残れなかったのだ。
一言でまとめると
禁止魔法ドーン派は絶滅した。
今残っているのは学習済みの厄介勢である。
これが5巻27話時点の読書ログとして一番面白い仮説だった。
