ベッドに寝かされた犬が、おばあちゃんのような格好をしている。そこへ「いや、どう見ても俺のおばあちゃんじゃないだろ」という声。犬は何も悪くない。なのに、バレるまでが異様に早い。
この音声の元は、童話『赤ずきん』を現実的にした短いコントだ。2025年6月16日にTikTokへ投稿された動画では、おばあちゃんのベッドにオオカミがいる。主人公は童話のように「耳が大きいね」と会話を続けない。見た瞬間、別人だと断言する。
元の英語は「You're blatantly just not me nan」。「nan」はイギリス英語でおばあちゃんのこと。「me nan」というくだけた言い方と、あまりに当然の事実を大まじめに指摘する声が笑いどころだ。
2026年8〜9月、このせりふが切り出され、犬をおばあちゃん風に変装させた動画などに重ねられた。犬が人間用のベッドでくつろぐだけでも成立する。「本人のつもりでいる偽物を即座に見抜く」という場面なら、犬以外にも使える。
元ネタで一番面白いのは、オオカミの変装の下手さだけではない。何の疑問もなく正体を見抜いた瞬間、赤ずきんの物語そのものが始まる前に終わってしまうことだ。名探偵の出番、約1秒。
出典:Know Your Meme:ミームの記録/同:解説(2026年10月5日)。この説明は確認できた英語圏の投稿例に基づき、各国での流行を示すものではない。
