説明: 2026年10月24日の英国版SNLで広がった「Nigerian Wicked」。ナイジェリア映画の懐かしい作風、配役の逆転、地名と「重力」のギャグを解説する。
映画『ウィキッド』で緑の魔女エルファバを演じたシンシア・エリヴォが、今回は金髪のグリンダを演じる。 これが第一の仕掛けだ。さらに壮大なミュージカルを、1990年代末〜2000年代初頭のナイジェリアのビデオ映画を思わせる演出で作り直している。
いつ放送され、誰が作った?
『Saturday Night Live UK』第2シリーズ第6回は10月24日(土)英国夏時間22時にSky Oneで放送。司会ゲストはエリヴォ、音楽ゲストはBlossoms。アヨアデ・バムグボイェがコントを書いてエルファバを演じ、ハメッド・アニマショーンが魔法使い役。映画ではエリヴォがエルファバ、アリアナ・グランデがグリンダなので、配役を知る人ほど最初から面白い。
Nollywoodは何を指す?
Nollywoodはナイジェリア映画産業の呼び名。ここでは特に昔の家庭用ビデオ映画のメロドラマを再現する。突然のビンタ、激しい感情表現、強い効果音、ビーズの間仕切り、2000年代風の髪形と装飾。現地メディアBellaNaijaも衣装と室内装飾の再現を詳しく紹介した。ナイジェリア映画全体がこの作風という意味ではなく、特定の時代の記憶を使った笑いだ。
「LagOz」と三色の街は何のこと?
シズ大学を出た二人は魔法使いを探して「LagOz」へ。ナイジェリアの都市Lagos(ラゴス)と、原作の国Oz(オズ)の合体だ。目的地の「Emerald, White and Emerald City」は、原作のエメラルド・シティにナイジェリア国旗の緑・白・緑を混ぜたもの。地名と国旗が分かると笑いが一段増える。
なぜバーキンと美容整形が出てくる?
グリンダの願いは高級バッグのバーキン。エルファバは「重力に逆らう」BBL(お尻の形を変える美容整形)を希望する。名曲「Defying Gravity」が、自由への飛翔から美容の注文へすり替わる。ところが万能のはずの魔法使いは金欠。二人が何度もキスしそうになるのは、キャラクター同士の関係を恋愛として読むファンの楽しみ方も踏まえた演出。最後は派手な爆発効果でメロドラマをさらに盛る。
なぜ今話題?
英コメディ媒体Chortleは10月26日、YouTube約170万、Instagram約160万、TikTok約140万の再生を報告。合計を実人数とみなすことはできない。実際の視聴者投稿では、ビーズのカーテンや音響を絶賛する声と、Nollywoodの形式を初めて知ったという声が並ぶ。バムグボイェ本人も制作チームへの感謝を投稿した。元映像全編は直接視聴したと扱わず、公式情報、報道、実在する反応を照合した。
結論
オズがラゴスになり、エルファバ役の本人がグリンダになり、重力に逆らう魔法が美容整形の注文になる。 世界的ミュージカルを懐かしいナイジェリア映画の文法で本気で撮り直したのが笑いの核心だ。
参考資料(6件)
- https://www.sky.com/watch/saturday-night-live-uk
- https://www.youtube.com/watch?v=3cPVqcS-6Lw
- https://www.nme.com/news/tv/cynthia-erivo-nigerian-wicked-saturday-night-live-uk-sketch-nollywood-3974235
- https://www.bellanaija.com/2026/10/cynthia-erivo-ayoade-bamgboye-nigerian-wicked-snl-uk-looks/
- https://www.chortle.co.uk/video/2026/10/26/61909/snls_nigerian_wicked_sketch_goes_ciral
- https://www.reddit.com/r/livefromlondon/comments/1xelx0c/nigerian_wicked_snl_uk/


