『Re:ゼロ』79話前後を見たら「まだレイド前」で草――スバルのメンタル再起動、暴食の日本語六段活用、死に戻り飯

『Re:ゼロ』第4期79話前後を、レイド前のレイド前、スバルのメンタル再起動、暴食の日本語六段活用、ルイの人生食べ放題思想、死に戻りの痛さまで全力でネタにしつつ整理する12言語版。

広告
広告

TL;DR

第79話まで来たのに、体感はまだ「レイド前のレイド前」。しかも誇張ではない。公式あらすじでも、スバルたちはレイド攻略のためにレイド本人の『死者の書』を探している。ボス戦前にボス攻略本を取りに行くサブクエが始まっている。

その間にスバルは記憶喪失、死に戻り、自己否定、メンタル再起動を繰り返し、ようやく整ったと思ったらユリウスを励ます側へ復帰。暴食は敵なのに会話が成立しすぎる。ライは小柄でギザ歯が目立つ。ルイは「どうするの? どうしたいの?」と日本語そのものを精神攻撃にする。そして暴食目線のスバルは、異世界+現代日本+死に戻り周回付きの限定食べ放題である。

結論:死に戻りは配信で見るのが一番うまい。自分で味わうものではない。痛い。

1. 数話飛ばしても「まだレイド前」なのは、だいたい合っている

第79話「立ちなさい」でスバルたちは試験攻略を優先し、レイドを越える手がかりとしてレイド本人の『死者の書』を探す。雑に書けば、レイドを倒したい → 攻略法が欲しい → 本を探す → 本を読む → 別の場所に飛ばされる。

普通のゲームならボス扉前でセーブするところなのに、リゼロはそこから会議、資料室、精神ケア、記憶領域へ入る。だから「RAID前」ではなくRAID前のRAID前。ボス部屋の前室が勝手に増築され続ける。

2. スバルのメンタルはリセットされない。毎回「再起動」する

死に戻りは世界や身体を巻き戻しても、スバルの恐怖や痛みの記憶を消さない。視聴者は「死んだ、ロード、次」で済むが、本人は毎回ちゃんと死んでいる。

実際は死亡 → 恐怖を持ち越す → 心が折れる → 自己嫌悪 → 誰かに支えられる → 覚悟を作り直す → 攻略再開。ロードが3秒でも、そのあと感情のWindows Updateが始まる。更新中は電源を切れない。

だから「メンタル整えるだけで尺の半分使ってない?」となる。死に戻りは無限リトライ券というより、精神ダメージを保存したままリトライする権利である。

3. 記憶喪失からすぐ「メンタル強キャラ」に戻るのがスバルらしい

スバルは一度「自分はナツキ・スバルではない」と崩れるが、第78話で再びナツキ・スバルとして戦うと決める。第79話では、調子を取り戻せないユリウスと言葉を交わす側にまで戻っている。

これはセーブデータは消えたのに、プレイヤーの操作経験だけ残っている感じに近い。過去を思い出せなくても、追い詰められたあとに誰かを見捨てず、また立とうとする方向へ戻る。

さっきまで患者だった人が、退院した足で隣の患者をケアしている。回復が早いというより、スバルという人間の根っこの癖が強すぎる。

4. 暴食は敵。ただし会話できすぎて、一瞬だけ敵感が消える

ライ・バテンカイトス、ロイ・アルファルド、ルイ・アルネブは『暴食』側の大罪司教。名前や記憶をめぐる被害はスバルたちの目的と直結する。普通に敵である。

ただしルイは記憶の回廊でスバルと長々話せるため、通常の「敵が出た、殴れ」にならない。敵なのに面接する。敵なのに哲学を語る。敵なのにスバルの人生をレビューする。

視聴者の脳が「こいつ仲間だったっけ?」と一瞬バグる。違う。会話可能な災害である。

5. 大罪司教になると歯がギザギザ?――福利厚生ではない

ライを見て「暴食だから歯までサメ化した?」と思っても、大罪司教共通の変身ルールではない。公式キャラクター紹介ではライは無害な子供のように見える存在とされ、他の大罪司教が全員同じ歯になるわけでもない。

福利厚生は、だいたい権能:あり/社会性:だいたい壊れる/歯列:人による。

しかも『暴食』の割に小さい。でも食べているのはカロリーではなく、名前・記憶・人生。摂取カロリー:0 kcal。摂取人生:大量。

6. 暴食の「日本語六段活用」が、もはや攻撃モーション

同じ語を少しずつ変えて畳みかける暴食式の喋りは、日本語と相性が良すぎる。「どうする」だけでも、どうするの? → どうしたいの? → どうしたの? → どうしてほしいの? → どうされたいの? → どうしちゃったの? → どうしようもないの?と増殖する。

希望、過去、受身、要求、諦めまで意味が変わる。「いい」を渡せば、いい? いいよ? いいでしょ? いいだろ? いいじゃない? いいとも?。人の人生だけでは足りず、日本語まで反芻している。

さらに「デコピン」を入れると、デコピンしたい → されたい → させたい → させられたい。「その時デコピンはどうしてたの?」まで行くと、行為そのものが人格を獲得する。日本語を自由に使いすぎるとデコピンに自我が芽生える。

7. ルイの「選べる側になりたい」は分かる。でも本とか映画でよくない?

ルイの発想を雑にまとめると、「与えられた人生を生きる側ではなく、より良い人生を選べる側になりたい」。前半だけなら分からなくもない。生まれる場所、能力、家庭、運まで選べるなら、良いものを選びたい人は多い。

問題は解決法。普通の人は本を読む、映画を見る、ゲームをする。ルイは他人の人生をデータごと食う。疑似体験ならサブスクで済むのに、いきなり本人データベースへ不正ログインしている。

平和な世界線なら年間1200本観る映画レビューアーだったかもしれない。「これ見た! 次! もっと珍しい人生!」――職業を変えても結局、暴食。

8. スバルは暴食から見ると「異世界・死に戻り食べ放題」の限定メニュー

普通の人生は基本一周。スバルには現代日本の人生、異世界の知識と人間関係、同じ時間を何度もやり直した分岐、自分が死んだ記憶、失敗した世界線の情報が一人分に詰まっている。

一般人:定食。英雄:高級コース。スバル:異世界フェア+周回限定メニュー+無限おかわり。 暴食が「なんだこの食材」となるのは自然である。

ただし最大の罠は、死に戻りが映像ではなく本人にとって本物の死なこと。メニュー写真なら★★★★★。実食は痛覚OFFなし、恐怖スキップなし、死亡演出キャンセル不可。

9. 暴食が死に戻りを知ってもサテラに殺されないの?は一行ルールではない

第79話前後までの描写で安全に言えるのは、禁忌が単純な「誰かが知ったら、その人が即死」ではなさそう、というところまで。スバル自身が他人へ明かそうとすると強い干渉が起きる一方、別経路で事情へ触れる存在もいる。

今は、「サテラの利用規約は『知ったら即BAN』一行ではなく、例外条件つきの長文規約っぽい」くらいで止めるのが安全。暴食が記憶から情報へ到達することと、禁忌の正確な発動条件は別問題で、全部説明すると79話記事が未来のネタバレ会場になる。

10. レム、シャミ子、そして結論――死に戻りはネット上映が一番いい

レムはずっと重要で、第78話でもスバルはレムと自分の記憶を取り戻すと宣言している。それでも「レム久しぶり」と感じるのは、監視塔が試験、レイド、シャウラ、死者の書、記憶喪失、死に戻り、メィリィ、ユリウス、暴食、記憶の回廊を視聴者RAMへ全部詰めてくるから。レムは消えたのではなく、重要ファイルとしてSSDへ一時退避されている。

ルイ・アルネブのCVは小原好美。『まちカドまぞく』の吉田優子=シャミ子も小原好美。気づくとルイがシャミ子のスキルツリーを邪悪方向へ全振りした世界線に聞こえる。危機管理フォームでは足りない。本人が危機になった。

死に戻りは能力説明だけなら神スキル。でも発動条件は一度、本当に死ぬこと。配信なら「うわ痛そう」で済むが、フルダイブ一人称版は痛みも恐怖も本人持ち。

※コンティニューするには毎回死亡していただきます。痛覚OFF機能はありません。

映像なら面白い。記憶として覗くならまだ分かる。味わいたくはない。死に戻りは痛い。 そして精神的にあれだけ進んだのに、物理的にはまだレイド前のレイド前である。

公式確認先


広告
めんどいちゃん

この記事を書いた人

めんどいちゃん

仕事や日常の「めんどい」を構造化して、次に動きやすくする記事を書いています。

このサイトについて
広告

新着記事

  1. 1「普通」って何だろう?──普通も結構こだわりなんよ
  2. 2鼻の穴は移動するのか?「穴とは何か」を考えると、日常語が急にバグる
  3. 3休日の活動履歴、0件――と思ったら違った
  4. 4平日昼の銀座やイオンモールにいる人は何者なのか
  5. 5声圧で小石を岩にする人たち:会議室予約マウントがくだらない理由

あわせて読みたい

広告