2026年10月の「Gangnam Style in Gangnam」は、韓国・ソウルの江南で3人がスマホのカメラを順番に向け、PSYの「Gangnam Style」に合わせて歌う自撮り動画から広まった流行だ。人気の元動画は実写で、後からAIで人物やキャラクターを入れ替えた版が登場した。2012年の「馬に乗るようなダンス」とは別の映像形式である。
何が面白いの?
夜の街で3人が同じ画面に収まり、カメラが一人目、二人目、三人目へ素早く動く。各人が数秒だけ主役になり、最後にまた全員が映る。サビのリズムに合わせてスマホが動くため、難しいダンスがなくても「次は誰だ?」と見てしまう。
タイトルは「江南で江南スタイル」。曲名になった土地でその曲をやるという地名の重ね方も小さなオチになっている。馬ダンスを覚えていない人でも、友達が順番にカメラを奪う勢いで楽しめる。
元ネタはいつ、どこで生まれた?
2012年7月15日、PSYの「Gangnam Style」MVが公開され、同年12月21日にはYouTube史上初の10億再生に到達した。これは曲と馬ダンスの元ネタだ。
ただし、友人同士でカメラを回す形式自体は2026年10月より前から存在した。第三者の時系列には2025年1月のポーランド関連動画、2026年9月のポーランドやマレーシアの投稿が記録されている。最初の発明者までは断定できない。
2026年10月5日、TikTokの@emiliyyamが、江南の夜の街で3人が歌う「gangnam style in gangnam🇰🇷」を投稿。これが今回のAI版が模倣する具体的なカメラワークの参考になった。つまり、昔の曲、以前からある3人形式、江南で撮られた新しい人気動画が合流した。
実際にどれだけ広がった?
MakeViralは元の実写投稿を10月22日時点で約1,750万再生・290万いいねと記録。RemakeYourMemeは10月25日時点で約1,870万再生・300万いいねと報告した。いずれも日付付きの第三者観測で、TikTokの最新カウンターを直接取得した数字ではない。
10月12日には@mxna.mxnaがAI生成の3人版を投稿。10月19日には@yapayzekaserisiが映画の登場人物を3人にした「Hogwarts Gamgamstyle Night」を投稿した。第三者の記録では、10月19日のロシア語による作り方動画が25日までに約320万再生、10月23日のアラビア語CapCut解説動画が2日で約74万8,000再生に達した。投稿言語は確認できても、国ごとの流行規模まで同じとは限らない。
場所として確かなのは、実写の撮影地が韓国・ソウルの江南であること。先行形式の投稿にはポーランド、マレーシアが登場する。ロシア語やアラビア語の派生は、言語をまたいだ広がりの実例だ。
AI版と馬ダンス版はどう違う?
3人自撮り版は「全員→一人ずつアップ→全員」というカメラの順番が核。AI版はそこに別の顔や架空の人物を当てはめる。「Gamgamstyle」は一部の派生投稿の表記で、別の新曲名ではない。
一方、猫や犬が前脚を交差させて跳ねる「Gangnam Style AI」は2012年の馬ダンスを模した別系統。同じ曲でも、スマホが3人を巡るか、馬に乗るしぐさをするかで見分けられる。
やってみるなら?
実写なら、参加に同意した友達3人とスマホ1台で十分。全員で映り、順番に表情を作り、最後にまた集合する。AIテンプレートなら写真から再現できるものもあるが、顔が入れ替わる、手が不自然になるなどの失敗もある。自分や同意を得た人の写真を使い、実写に見えるAI動画はTikTokの表示ルールに従う。音源の商用利用は別途権利を確認したい。
結論
2026年の「Gangnam Style in Gangnam」は、江南の実写3人自撮りがAIの再現テンプレートになったミームだ。馬ダンスは曲の歴史で、今回の主役は1台のスマホを回す3人。14年前に世界へ飛び出した曲が、ついに曲名の住所へ帰ってきた。




