子どもは愛であり、同時に負荷である
子どもは、人生に大きな意味をもたらすことがある。
それは間違いない。
しかし、子どもは幸福アイテムではない。
子どもは、暮らしを大きく変える存在である。
しかも、次の要素を同時に使う。
- 金
- 時間
- 睡眠
- 健康
- 夫婦関係
- 親族関係
- 住環境
- 教育
- キャリア
- 自由時間
- 考えるための余裕
- 感情の余白
これだけ多くの資源を使う以上、子どもを持つかどうかは、「何となく」で決めたくない。
子どもを持つ前に、自分が話し合っておきたいこと
自分なら、子どもを持つ前に次のことを話し合っておきたい。幸福になるための共通条件を決める話ではなく、自分が安心して育児に向き合えるかを考えるための項目だ。
- 夫婦関係が安定している
- 家事育児の分担が話し合える
- 片方だけが犠牲にならない
- 金銭不安が強すぎない
- 祖父母や外部サービスなど支援がある
- 睡眠不足への対策がある
- 夫婦の恋人感を守る意思がある
- 子どもを持つことが両者の納得である
- 自由時間が完全には消えない
この条件があるなら、子どもは人生に意味や喜びを加える可能性がある。
十分に話し合えないまま生活が変わることには、自分は不安を感じる。
子どもによる幸福は、単純な足し算ではない
子どもがいると、喜びが増える。
しかし、同時に負荷も増える。
だから、幸福度は単純に、
子どもあり = 幸福度 + 100
とはならない。
実際には、こういう式に近い。
子どもの喜び
+ 家族としての意味
− 睡眠不足
− 自由時間の減少
− 夫婦関係の負荷
− 金銭負担
− 考える余裕の減少
この合計がプラスになる人もいる。
マイナスになる人もいる。
時期によって変わる人もいる。
だから、子どもを持つかどうかは、個人の価値観・関係性・生活設計によって変わる。
自分の場合、子どもより先に取りたいものがある
自分の場合、今の自分の生活でいちばん足りないのは、子どもではない可能性が高い。
むしろ、先に取りたいものはこうである。
- 良いパートナー関係
- 安心できる生活共同体
- 孤独の低下
- 自分で決められること・自由
- 甘えられる親密さ
この5つを取りに行くなら、子どもは後回しでもよい。
むしろ、子どもを持つことでこの5つが壊れるなら、自分にとっては逆効果になりうる。
子どもを持たない選択は、責任から逃げることではない
子どもを持たない選択は、責任から逃げることではない。
むしろ、責任を正しく見積もることである。
子どもは重い。
可愛いだけではない。
意味だけでは回らない。
愛だけでは睡眠不足は消えない。
理想だけでは夫婦関係は維持できない。
それを分かった上で、今の自分が大切にしたいものに合う人生設計を選ぶ。
これはかなり現実的な判断である。
