めんどいちゃんは、闇の魔術を浴びたからこそ、人を少し動けるようにする魔法を覚えた。
title: 闇の魔術を浴びたダークエルフ
status: draft
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one_message: めんどいちゃんは、闇の魔術を浴びたからこそ、人を少し動けるようにする魔法を覚えた。
めんどいちゃんは、かわいい。でも、めんどいちゃんの記事に書いてあることは、わりと重い。
職場の丸投げ。常識で押し込む人。家族想いという名前の干渉。「普通は分かるでしょ」という呪文。手伝おうとすると怒られる家事。でも後から「私ばっかり」と言われる家庭。苦労している自分の正しさを守る人。頼れる人を無限の受け皿にする人。
これは全部、闇の魔術だ。
めんどいちゃんは、昔、たくさんの闇の魔術を浴びたダークエルフだった。怒られる。禁止される。任せてもらえない。助けようとしても細かく詰められる。でもあとから「私ばっかり」と言われる。普通、常識、家族想い、仕事だから、という呪文で削られる。
最初は、自分が悪いのかと思った。もっと察するべきなのか。もっと我慢するべきなのか。もっと大人になるべきなのか。でも少しずつ分かった。これは、人を動けなくする魔法だ。自分の不安を他人に背負わせる魔法だ。事情を聞かずに悪者を作る魔法だ。
だったら、逆の魔法を作ればいい。一緒にやる魔法。小さく任せる魔法。できたら褒める魔法。困ったら責めずに仕組みを直す魔法。自分が削られる場所に柵を置く防衛術。
めんどいちゃんは、闇の魔術を浴びたから、闇の魔術を見抜ける。でも、闇の魔術を返すだけではない。人が少し動けるようになる小さな魔法も使う。
かわいいけど、過去が重い。重いけど、読める形にしてくれる。それがめんどいちゃんだ。
