結論――見た目は「子ども3人組」、実態は一人だけ超ベテラン
G.I.選考会の絵面でおもしろいのがビスケである。
ゴンとキルアは、そもそも子どもだ。
そこへビスケが加わる。
通常の姿だけ見れば、ビスケはゴンやキルア以上に小柄な少女に見える。
周囲の応募者からすると、
「なんで子どもが3人いるんだ?」
となっても不思議ではない。
ところが中身は全く違う。
ゴンとキルアは、才能は突出しているがまだ育成途中。
ビスケは完成度の高いベテラン念能力者で、指導者側の人間である。
見た目だけが完全に逆転している。
選考会へ「一番小さい受験者」が紛れ込んでいるように見える
G.I.プレイヤー選考では、ツェズゲラが応募者を審査する。
条件は「練を見せる」こと。
ここだけ見ると、能力者向けの実技採用試験である。
その会場に、
- ゴン
- キルア
- ビスケ
が並ぶ。
事情を知らない参加者から見れば、
念能力者の危険案件募集会場に子ども3人が来た
ようにしか見えない。
しかも、その中で最も小さく見える人物が、実際には最も経験豊富である。
この視覚情報と実力の逆転が、ビスケのキャラクターそのものになっている。
ビスケだけ参加動機も違う
G.I.参加者には、攻略報酬を狙う人間もいる。
仕事として雇われた攻略者もいる。
一方、ビスケの大きな目的はゲーム内の宝石「ブループラネット」。
つまり、
巨額の成果を狙う念能力者たち
の中に、
「あの宝石が欲しい」
という理由で超ベテランが混ざってくる。
ここも温度差が大きい。
ゴンとキルアを見つけて、ゲームより育成が始まる
さらにビスケは、ゴンとキルアの才能を見る。
するとG.I.攻略だけでなく、二人の修行が大きな目的になる。
ストーンハンターとして宝石を追ってきた人間が、
磨けば伸びる二人の「原石」を見つける
構図になる。
その結果、G.I.編は、
危険なゲーム攻略編 であると同時に、
ビスケによる長期育成編
になる。
外見そのものが天然の情報戦
ビスケの外見は、結果的に戦闘でも大きなミスリードになる。
少女のような姿を見て、
「身体能力で圧倒するタイプ」
とはまず考えにくい。
しかし本来の肉体へ戻ると、その印象は完全に逆転する。
本人は軍事的な偽装のために少女姿を使っているわけではない。
それでも結果だけ見れば、
外見そのものが天然の情報戦
になっている。
