説明文: KB5124010/KB5127648以降に標準ユーザーのRDP接続が失敗する既知の問題。対象条件、ビルド、公式回避策と安全上の注意を整理。
結論: Microsoftは、2026年9月22日のKB5124010以降、接続先Windows 11でAdministrator protection(管理者保護)が有効な場合、標準ユーザーのリモートデスクトップ接続が0xC000000Dで失敗することを認めています。10月18日時点で恒久修正は未公表です。
対象OSとビルド
重要なのは接続元ではなく接続先PC(RDPホスト)です。対象更新、管理者保護が有効、接続者が管理者ではない、という条件が重なります。企業のセキュリティ基準が保護を自動で有効にする場合もあります。全Windows端末のRDPが壊れるわけではありません。
| 接続先OS | 10月更新 | OSビルド |
|---|---|---|
| Windows 11 24H2 | KB5127648 | 26100.9711 |
| Windows 11 25H2 | KB5127648 | 26200.9711 |
| Windows 11 26H2 | KB5127648 | 26300.9711 |
| Windows 11 26H1 | KB5127646 | 28000.3231 |
最初の関連更新は9月22日のKB5124010です。10月の更新が初発とは限りません。
安全な確認手順
- エラーの全文を記録し、0xC000000Dと「The token that was passed to the function is invalid」が表示されたか確認します。似た文言の別エラーと混同しないでください。
- 接続先PCで
winverを実行してバージョン・ビルドを確認し、設定→Windows Update→更新の履歴からKB番号を照合します。 - IT管理者にAdministrator protectionの有効状態と設定元(Intune、グループポリシー、セキュリティ基準)を確認してもらいます。確認だけなら設定変更は不要です。
- 条件が違う場合はVPN、接続先の稼働状態、RDP許可、Windowsエディションを先に確認します。Windows 11 Homeは通常、内蔵RDPのホストになれません。
暫定回避策とセキュリティ
Microsoftの暫定回避策は、IT管理者が影響端末に限って「User Account Control: Configure type of Admin Approval Mode」をIntuneまたはグループポリシーで「Legacy Admin Approval Mode (Default)」に戻し、再起動後に再試験する方法です。元の値・対象端末・復元担当を記録し、正式修正後に保護を戻してください。
この変更は保護を弱めます。利用者が独断でUAC全体を無効化したり、一般アカウントを管理者に昇格したり、レジストリを無差別に変更したりしないでください。Windows初期化、プロファイル削除、セキュリティ更新削除はデータ・設定・防御を失う可能性があり、第一選択にはなりません。
修正状況と報告の確度
Microsoftは10月13日公開のKB5127648とKB5127646でも既知の問題として掲載し、将来の更新で対応するとしています。内部原因や発生率は未確定です。Citrix VDA登録失敗の利用者報告はありますが、通常のRDPエラーと同一原因だという公式確認はありません。
まとめ
接続先の更新、管理者保護、標準ユーザーの3条件を確認してからIT管理者へ相談してください。10月18日時点では、限定的な暫定回避策と修正版の継続確認が現実的です。
出典と確認日
- Microsoft KB5127648 (known issue)
- Microsoft KB5127646 (26H1)
- Microsoft KB5124010 (September preview)
- Microsoft Learn (Administrator protection)
- Microsoft (Remote Desktop requirements)
- Citrix community report (not confirmed as same defect)
確認:2026年10月18日09:53(日本時間)。公式資料と製品仕様を照合。Citrixは利用者報告であり、独立した再現試験ではありません。

