『スター・ウォーズ』とマーベルのヒーローが共演する『Star Wars | Marvel: Hope Assembles』は、単なるお祭り漫画ではないらしい。2026年10月10日のニューヨーク・コミコンで、物語は「continuity(作品世界の続き)」に位置付けられると説明された。ただし、どの世界の歴史に、どこまで組み込むのかは現時点で不明。そこを飛ばして「映画の出来事も全部つながった!」と言うのは早い。
不安が出るのも分かる。発表を受けた海外の漫画ファンの議論には、「これって本当に正史なの?」という疑問が実際にある。だって、スパイダーマンが行方不明のルーク・スカイウォーカーを捜すのだ。ご近所を守るヒーローが、いきなり銀河規模の人捜し。住所を聞くところから困りそうである。
NYCC会場の発表を報じたAIPTのレポートによると、企画は全6号に拡大。第1号は30ページ、その後の5号は各20ページと説明された。キャプテン・アメリカとシングがストームトルーパーをからかい、マグニートーがデス・スターを押しとどめようとする場面も予告された。ジェダイの剣とウルヴァリンの金属は、どちらが強いのか。作品側も、その無茶な比較を楽しんでいる。
レポートでは、ルーカスフィルムが以前は企画を認めなかったが、2027年の『スター・ウォーズ』50周年が実現を後押ししたとも伝えられた。つまり「いつものヒーロー漫画に宇宙船が一隻来た」より、ずっと大きな仕掛けだ。
ただし重要な区別がある。「continuityに入る」という会場説明と、「マーベルのすべての作品やスター・ウォーズ映画の正史を恒久的に書き換える」は同じ意味ではない。どの時間軸なのか、双方の本流に影響するのか、刊行後も設定が残るのかは、今回確認した資料では確定しない。海外ファンの反応も、答えが割り切れないからこそ盛り上がっている。
分かったことは「全6号の企画で、会場では連続性のある物語と説明された」まで。 どこまでが正史かという最重要部分は、今後の正式な説明と実際の各号を待ちたい。ライトセーバーで年表まで一刀両断するのは、まだ早い。
