想定タイトル
カピバラは悪くない。けどPMは任せたくない|かわいい存在と生活運営は別審査
カピバラは悪くありません。
ここは最初に確認しておきたいです。
カピバラは、ただカピバラとして生きています。草を食べ、水辺で過ごし、群れで暮らし、気が向いたときにのそのそ動く。人間が勝手に「ショーをしてほしい」「お辞儀してほしい」「歩いてほしい」と期待しているだけです。
だから、カピバラが動かなくても悪ではありません。
でも、こうも思います。
カピバラにPMは任せたくない。
これはかなり大事な感覚です。
竹島水族館のカピバラショーを見ていると、主役はカピバラです。しかし、ショーを成立させているのは飼育員さんです。
カピバラが動くように草を用意する。
近づいてきたらタイミングを拾う。
動かなかったら場をつなぐ。
観客に説明する。
できた風に見せる。
カピバラの気分を見ながら、ショーとして整える。
これは完全にPMです。
カピバラ本人は悪気なく、のっそりしているだけです。だけど、その存在をショーとして成立させるには、人間側の運営負荷が必要になります。
ここから、人間関係にも転用できます。
恋愛でも仕事でも、同じような構造があります。
相手は悪人ではない。
かわいい。
癒される。
一緒にいると安心する。
でも、共同生活や仕事の運営に入ると、こちらがずっと草を刈ることになる。
予定を決める。
相手の気分を見る。
親族対応を考える。
お金の計画を立てる。
生活の段取りを組む。
問題が起きたときに説明する。
場をつなぐ。
相手は悪気なく座っている。
これは、「悪い人かどうか」の問題ではありません。
「かわいいかどうか」の問題でもありません。
「生活や仕事を一緒に運営できるか」の問題です。
かわいい存在と、PMできる存在は別です。
ぬくもりをくれることと、人生設計を一緒に担えることも別です。
スキンシップや安心感で「この人は全部信頼できる」と思ってしまうと、ここを見落としやすくなります。
カピバラはかわいい。
でも通帳は渡さない。
カピバラは癒し。
でも人生設計の管理者権限は渡さない。
カピバラは悪くない。
でも毎日草を刈る係になる関係は、ちゃんと重い。
この整理ができると、相手を悪者にしなくても距離を取れます。
「この人は悪い人だからダメ」ではなく、
「ぬくもり枠としてはよい。でも共同運営者としては負荷が高い」
と見られます。
これはかなり健康的な判断です。
竹島水族館のカピバラショーは、笑えるだけではありません。
かわいい存在を運営する側の負荷を、かなりわかりやすく見せてくれます。
カピバラは悪くない。
でも、PMは飼育員さんがやっている。
ここが見えたら、恋愛でも仕事でも、少し冷静になれます。
この記事の一言
カピバラは悪くない。けど、かわいさと生活運営能力は別審査。
