いきなり退職するのは怖い。
休職も重い。
転職も重い。
上司に反論するのも重い。
労働局に相談するのもハードルがある。
だから、まず有給を取る練習をしてみる。
これは、単なる休みではない。
自分で環境を一時停止する練習である。
朝、どうしても無理なとき。
神経が死んでいるとき。
職場のことを考えるだけで胃が重いとき。
上司の顔が浮かんで脳内が占領されるとき。
そこで、まず一日止める。
半日でもいい。
午前休でもいい。
午後休でもいい。
小さい台風を起こす。
それで世界は終わらない。
会社もたぶん潰れない。
上司は何か言うかもしれない。
でも、自分が休めたという経験が残る。
この経験が大事だ。
「休めない」
と思っていたものが、
「休める」
に変わる。
「行くしかない」
と思っていたものが、
「今日は止められる」
に変わる。
これは、逃げ道検索エンジンの再起動である。
有給を一日取ることは、人生の主導権を少し取り戻すことでもある。
