説明文: 2027年公開予定の『The Mummy: Book of the Dead』は『ハムナプトラ3』をなかったことにするのか。監督の発言、オコーネル一家の設定、アレックスとペルーの伏線を整理する。
新作は1999年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』と2001年の『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』に直接つながる続編として案内されている。2008年の『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』の出来事を引き継ぐ前提ではなさそうだ。 ただし、息子アレックスまで存在しなかったことになると決まったわけではない。
監督は「3作目は正史か」にどう答えた?
2026年3月2日、Entertainment Weeklyは監督マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットへの直接取材を公開した。3作目を新作の正史と考えるかと問われた2人は、レイチェル・ワイズが今回出演することを答えに代えた。これは3作目から距離を置く強い示唆だが、映画の中で何を無かったことにするかを一つずつ宣言した発言ではない。
最初の2本ではブレンダン・フレイザーのリックとワイズのエヴリンが中心。3作目ではリックは続投したものの、エヴリン役がマリア・ベロに交代し、舞台も中国へ移った。今回はフレイザーとワイズが再共演する。新作が守ろうとしている連続性は、作品番号よりもこの2人の掛け合いにあるように見える。
アレックスやペルーの伏線はどうなる?
2作目でリックとエヴリンの息子アレックスは重要な役割を担い、3作目では成長した彼が冒険の中心に近づいた。3作目の終盤には次の舞台をペルーと連想させる一節もある。だから3作目を飛ばすと、息子の年齢や次の冒険はどこにつながるのかという疑問が残る。
実際に2026年6月20日のRedditの作品ファン投稿では、かつて構想されたインカのミイラの話が新作で使われるのか、3作目を無視するなら時間軸はどう整理するのかと議論されていた。これは個々の投稿であって、ファン全員の評価ではない。10月21日時点でアレックスの登場やペルーへの接続を裏付ける公式の物語説明は確認できない。
2027年の新作で見るべきポイント
10月16日のEntertainment Weeklyは、ユニバーサルが新作タイトルをThe Mummy: Book of the Deadと発表し、米国での劇場公開予定日を2027年10月15日と報じた。日本の正式邦題・公開日は別途確認が必要だ。ジョン・ハナーらの出演も報じられているが、出演者の復帰と、昔の人物がどういう経緯で現れるかは別問題である。
題名にある「死者の書」は1作目の呪いと復活を思わせる。だが、それだけでイムホテップの復活方法や結末を予言するのは早い。予告編で注目したいのは、エヴリンとリックの関係、アレックスへの言及、そして中国・ペルーの冒険をどう扱うかだ。
結論: 新作は1・2作目を基点に物語を組み直す方向だが、3作目の映画そのものが消えるわけではなく、アレックスの運命もまだ書き換え確定ではない。「4作目なのに実質3作目」というややこしさまで、まさに『ハムナプトラ』らしい冒険の始まりだ。
出典(2026年10月21日確認): Entertainment Weekly・タイトルと公開予定(10月16日) / Entertainment Weekly・監督への直接取材(3月2日) / Reddit・ペルーと時間軸をめぐるファン議論(6月20日)




