2026年10月25日、FirefoxがNuma NumaやBad Luck Brianなど昔のネットミームの主役を集めた広告を公開した。目的はブラウザへの復帰を促すこと。しかしコメント欄では「YouTube Rewindよりいい」という称賛から「そもそもFirefoxを離れていない」という返答まで、広告の想定外の同窓会が始まった。
何が起きた? 元ネタは公式の再集合動画
Mozillaは「インターネットはどうなった?」と問いかけ、昔の自由で妙なネット文化と、現在の追跡広告や押しつけがましい機能を対比した。登場するのはNuma Numa Guy、Overly Attached Girlfriend、Annoying Orange、Chocolate RainのTay Zonday、Chuck Testaなど。懐かしい顔を集めて「Firefoxに戻ろう」と誘う、約1分の宣伝だ。公式動画は下の出典から見られる。ここで扱う場面の細部は公式説明と報道に基づき、動画全編を直接視聴したという意味ではない。
実際の反応① 広告なのに「YouTube Rewindよりいい」
10月27日のDexertoは、視聴者が「どうしてこれがYouTube Rewindよりいいの?」と比較したと紹介した。YouTube Rewindはかつてネットの一年を振り返る大型企画。Firefoxはブラウザを売りたいのに、視聴者は「ネット文化の卒業アルバム」として採点している。商品の宣伝が、別会社の年末総集編の代役になってしまった。 この比較は報道が紹介した反応で、当該コメントの原文投稿先までは特定できていない。
実際の反応② 「Nope! Chuck Testa」が帰ってきた
10月26日のReddit r/videosでは、Chuck Testaの名前に「消えたと思った? NOPE」という返信がついた。これは昔のChuck Testa広告の決まり文句を踏まえた再演。人物の復帰に昔のネタをそのまま返すので、広告の外でも続編が始まる。さらに別の参加者は、あまりに久々でミームたちを見分けられる自分の背中が痛いと冗談を言った。懐かしさの副作用が肩こりなのは、だいぶ現実的だ。
実際の反応③ オレンジだけ年を取らない
10月27日のr/nostalgiaでは、Tay Zondayが昔と変わらないという感想に続いて「Annoying Orangeも全然年を取っていない」という返しが登場した。人間と果物の老化を同じ土俵で比較するのがずるい。比較対象がオレンジなら、アンチエイジング部門は最初から果物の勝ちである。
実際の反応④ 「戻ってきて」「ずっといたけど」
r/firefoxとr/videosでは、長年Firefoxを使い続けている人が「一度も離れていない」と返した。一方で広告を見て戻る気になった人もいる。歓迎の門を大きく開いたら、門の内側にいた常連客が「ここに住んでます」と手を振ってきたような光景だ。これは複数の公開コメントで確認できる対照であり、全ユーザーの意見を代表するものではない。
ここから創作:ミーム同窓会の受付
受付「Firefoxにお戻りですか?」 常連「20年間ずっとここです」 受付「では、お帰りなさい」 常連「ただいまって言うと、外出したことになるんですけど」 Chuck Testa「NOPE!」 ※この会話は記事独自の大喜利。実際の動画の台詞やネットコメントではない。
結論
Firefoxが呼び戻したかったのは昔の利用者。コメント欄が呼び戻したのは、昔の決まり文句と「自分も年を取った」という実感だった。広告の成否を断定する材料はないが、少なくともこの同窓会では、宣伝より先にミームたちが出席確認を終えている。
