二人が実際に交際していたという話ではない。 韓国のコメディアン、チョ・ヘリョンが長年の友人キム・グラに一時期好意を抱いたかもしれないと話したところ、「気持ちが行き来した」を「私から行っただけ」と言い直した。この急な一方通行化が、2026年10月25日のバラエティー番組で笑いを生んだ。
いつ、どの番組で起きた?
韓国SBSの『미운 우리 새끼』(日本語では『みにくいうちの子』、英語名 My Little Old Boy)の第516回。10月25日(日)21時からの放送に、チョ・ヘリョンが特別MCとして出演した。スタジオにはソ・ジャンフン、シン・ドンヨプらがいた。SBS公式の同回クリップでも放送日と出演は確認できるが、その公式クリップは別の「愛嬌を教える」場面であり、この恋愛トークそのものの映像ではない。
「感情が行き来した」のどこが変?
ソ・ジャンフンは、チョとキムが男女の友人を超えて恋人になりかけたという話を聞き、「相手も了解している話なのか」と確かめた。チョは、二人が昔『스타주니어쇼 붕어빵』(スター・ジュニアショー『たい焼き』)で共演し、それぞれ離婚を経験した時期に寂しさを感じた、と振り返った。
そして「感情が行ったり来たりした」と、両想いにも聞こえる言い方をした。ソが「行き来した?」と聞き返すと、チョは「行っただけ」と修正。恋愛ドラマの予告を始めた本人が、数秒後に片思いの告白へ自分で編集し直したような落差だ。「돌싱」は韓国で離婚経験者を指すくだけた言葉で、現在も独身という意味とは限らない。昔の関係の正確な時期は、この会話だけでは確定できない。
9月のYouTubeではキム・グラは何と言った?
10月26日の韓国通信社ニューシスによると、チョが9月16日に公開した本人のYouTubeで二人が食事をした際にも、この話が出ていた。チョは交際に発展しなかった理由を、互いの理想のタイプではなかったからと説明。一方、キムはチョにときめいたかを聞かれ、ときめきはなかったと否定し、恋愛の枠にはめないでほしいと返した。つまり「二人とも恋愛感情があった」という事実確認にはならない。
なぜ夫の「嫉妬しない」話でも笑った?
チョは現在の夫について、キム・グラには嫉妬しないらしいと冗談めかして語った。キムとパク・ミョンスは「危険度ゼロ」だという言い回しに、シン・ドンヨプも乗る。チョはさらにソ・ジャンフンまで「安全」と認定した。これは番組内の掛け合いであって、男性たちの魅力や実際の夫婦関係を測定した話ではない。
かつての恋愛候補を紹介していたはずが、最後は全員まとめて『夫が警戒しない男性リスト』に入れる。 恋バナの結末が防犯点検みたいになるのが二段目のオチだ。
結論
笑いの核は、「両想いだったかも」→「私の一方通行だった」→「夫から見ても安全」という三段階の期待外れ。放送場面は複数の韓国メディアの記述で照合した。番組全編と9月の動画を直接視聴したとは主張しない。報道の多さを世界的な流行の証拠にもしていない。

