離職防止研修でありがちなのは、従業員側への教育に寄りすぎることです。
「不満はため込まずに伝えましょう」
「感情的にならずに相談しましょう」
「相手の立場も考えましょう」
「主体的にキャリアを考えましょう」
もちろん、それも大事です。
しかし、現場ではこういうことが起きます。
部下が有給を取りたいと言う。
上司が「なんで?」と詰める。
部下が理由を説明する。
上司が「忙しいのに」「成果出してないのに」と返す。
部下は「やっぱり休みにくい」と学習する。
その後、会社への信頼が落ちる。
この場合、従業員に「もっと上手に伝えましょう」と言うだけでは足りません。
必要なのは、管理職側への教育です。
- 有給申請に理由審査をしない
- 忙しさアピールで圧をかけない
- 成果評価と権利行使を混ぜない
- 時季変更権を感情的な拒否として使わない
- 休暇取得時は引き継ぎと代替日で話す
- 部下の休みを管理職の敗北にしない
つまり、離職防止研修に必要なのは、
従業員の我慢教育ではなく、管理職の圧力言語を潰すことです。
会社がここに踏み込めるかどうかで、現場の信頼はかなり変わります。
