ここでは、管理職が言いがちなNG口上を整理します。
従業員向けの記事では「ゴミ調子パターン」と呼べますが、会社向け資料では「有給取得を妨げるNG口上」と表現した方が使いやすいでしょう。
NG1:「なんで休むの?」
確認のつもりでも、言い方によっては審査になります。
有給休暇の利用目的については、労働者の自由であり、使用者が細かく干渉するものではないと説明されることが多いです。
管理職が確認すべきなのは、休暇理由ではなく業務上の引き継ぎです。
OK例:
申請ありがとうございます。
業務上、引き継ぎが必要なものだけ共有してください。
NG例:
なんで?
何に使うの?
その理由なら別日でよくない?
これは、休暇申請を上司の感情審査にしてしまいます。
NG2:「俺も忙しいんだけど」
これは部下に言っても意味がありません。
上司が忙しいことと、部下の年休取得は別の問題です。
もし休まれると業務が回らないなら、上司がやるべきことは忙しさアピールではなく、業務の優先順位調整・引き継ぎ・人員配置です。
会社向けに言えば、
管理職の忙しさを、部下の休暇抑制で処理してはいけない。
NG3:「成果を出してから権利を主張しろ」
これはかなり危険です。
成果評価と年休取得は別のレイヤーです。
成果が低いなら評価面談・目標設定・業務改善の場で扱うべきであって、有給申請の場で持ち出すべきではありません。
この言葉は、労働者の権利を上司の主観評価に従属させます。
結果として、従業員はこう感じます。
「この会社では、上司に気に入られないと休めない」
「権利を使うと評価で刺される」
「この環境は危ない」
これは離職防止として最悪です。
NG4:「みんな我慢してる」
みんなが我慢しているなら、会社の運用が悪い可能性があります。
有給を取りにくい空気を、さらに「みんな」で補強するのは危険です。
会社が言うべきなのは、
みんな我慢しているから休まないでください。
ではなく、
誰か一人が休んでも回るように、業務の引き継ぎと共有を整えます。
です。
NG5:「急に言われても困る」
急な休みが困るのは事実です。
しかし、体調不良や家庭事情など、急に起きるものはあります。
急な休みに対応できない職場は、管理上かなり脆いです。
言うべきことは、
急な連絡ありがとうございます。
今日必要な業務だけ確認します。
体調を優先してください。
です。
急な休みに怒鳴る会社は、長期的には従業員から信頼されません。
