キャラクターが急にキメ顔で踊り始め、重い音が鳴るところで動きがピタッとはまる。これは2026年半ばにTikTokで広まった「パパラッチ」アニメミーム。映像は作品の公式PVではなく、好きなキャラや自作キャラを描いた短いファンアニメが中心だ。曲が同じでも主役だけ毎回交代する。
使われる音は、レディー・ガガの2009年の曲「Paparazzi」をAlximoが2012年にダブステップ風に編曲したものの、ゆっくりした版。Know Your Memeによれば、2026年6月ごろはアニメキャラを並べた編集動画に使われ、7月にはキャラが踊る短いアニメへ広がった。7月14日の投稿などが形を広めた例として記録されている。
見る側は「次は誰がこの曲で動くの?」と楽しめるし、描く側は同じ音の山場に合わせて自分のキャラを登場させられる。たとえば自作の弱そうな魔法使いを、ラスボスの登場シーンみたいに踊らせる――これは使い方を説明するための架空の例だ。
面白いのは、壮大なのが曲と演出なのに、登場するのは作者が選んだ好きなキャラという温度差。たった数秒の動きに全力の作画を注ぎ込み、音が落ちた瞬間だけ世界一かっこよく見せる。映画なら長編が必要そうな大げさな登場演出を、全員が自分の推しに無料で支給している。
出典・投稿例:Know Your Memeの解説(掲載されたTikTok動画も参照)、使用曲の編曲、形式を広めた投稿者のTikTok。元動画の直接URLは確認できていない。
