ポックルとポンズは弱くない。キメラアント編で分かるハンター試験組の上澄み感

HUNTER×HUNTERのキメラアント編でポックルとポンズは弱く見えるが、実はハンター試験を深くまで突破した上澄み側。287期試験・4次試験・ポックル合格・ポンズ不合格・キメラアント編の怖さを整理する。

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キメラアント編でポックルとポンズを見ると、初見ではどうしても「弱い側のキャラ」に見える。

ポックルは捕まって、キメラアント側に念の情報を抜かれる。

ポンズは蜂で協会へ危険を伝えようとするが、最終的には逃げ切れない。

なので、印象だけで見ると「キメラアント編に出てきた犠牲者枠」に見えやすい。

ただ、ハンター試験編から見直すと、この2人は全然ただの雑魚ではない。

むしろ、普通の人間基準ではかなり上澄みである。

問題は、ポックルとポンズが弱いことではなく、キメラアント編の難易度が急に人類災害レベルまで跳ね上がったことにある。


まずポックルは287期ハンター試験の合格者

ポックルは、ゴンたちと同じ287期ハンター試験の受験者である。

しかも途中で消えた受験者ではなく、最終的にハンター試験に合格している。

287期の合格者はかなり濃い。

  • ゴン
  • クラピカ
  • レオリオ
  • ヒソカ
  • イルミ
  • ハンゾー
  • ポックル

ここにポックルが入っている。

キルアはこの年、ボドロ殺害で失格になっているので、287期の正式合格者ではない。

つまりポックルは、ゴン・クラピカ・レオリオたちと同じ試験を通過し、ライセンスを取った側の人間である。

これだけでもかなり強い。

ハンター試験は、そもそも本会場に来るだけで相当なふるい落としがある。

さらに一次試験では長距離走とヌメーレ湿原、二次試験では料理と崖の卵、三次試験ではトリックタワー、四次試験ではゼビル島のプレート奪い合いがある。

その先に行っただけで、一般人基準では十分おかしい。


ポックルは4次試験でも普通に仕事をしている

ポックルは4次試験で、毒矢を使ってターゲットを無力化している。

正面から殴り合うタイプではないが、弓、毒、隠密、観察を使う実戦寄りの受験者だった。

「強そうに見えない」のは、ヒソカ、イルミ、ハンゾー、キルア、クラピカみたいな異常者が同期にいるからである。

同期の基準が狂っている。

ポックル単体で見れば、

  • 80km級の一次試験を突破する体力
  • 二次試験を突破する度胸と身体能力
  • 三次試験を突破する判断力
  • 四次試験で毒矢を使って標的を取る実戦力
  • 最終試験まで残る生存力

を持っている。

これで弱いわけがない。

ただしHUNTER×HUNTERは、強い人間の上にさらに念能力者がいて、念能力者の上にさらに怪物がいる世界である。

ポックルは「普通に強い新人ハンター」ではあるが、「世界のバグ」と戦える段階ではなかった。


ポンズは不合格だが、4次試験まで来ている時点で上澄み

ポンズは287期ハンター試験の合格者ではない。

彼女は4次試験のゼビル島まで進んだが、点数不足で不合格になっている。

ただし、ここで大事なのは「不合格だから弱い」ではない。

ポンズは一次、二次、三次を突破している。

つまり、

  • サトツの長距離走についていく
  • ヌメーレ湿原を抜ける
  • メンチとブハラの二次試験を突破する
  • トリックタワーを突破する
  • 4次試験の24人まで残る

ここまでは達成している。

普通の人間なら、一次試験の長距離走か湿原で終わる。

その意味では、ポンズも明確に上澄み側である。

しかもポンズは、ただ運で残っただけではない。

睡眠ガス、蜂、洞察、危険察知を使うタイプで、正面戦闘よりも生存・妨害・情報伝達に寄ったキャラである。

ハンター試験では合格できなかったが、危険地帯で行動できるだけの能力は持っていた。


キメラアント編で「弱く見える」のは、敵の基準が壊れているから

キメラアント編で怖いのは、ポックルやポンズのようなハンター試験上位組が、あっさり飲み込まれるところである。

日テレ公式の第80話あらすじでも、ポックルとポンズがキメラアントの排除をハンター協会に伝えようとし、ポンズの蜂に手紙を託す流れになっている。

これは、2人が完全な無能として描かれているのではない。

むしろ危機を認識し、協会に情報を届けようとしている。

問題は、その相手が普通の魔獣でも犯罪者でもなく、キメラアントだったことだ。

第81話の公式あらすじでも、ゴンとキルアが初めてキメラアントと遭遇し、そのスピードと力に動揺する描写がある。

つまりキメラアントは、ゴンとキルアでも初見で「これはまずい」となる相手である。

そんな相手に、ポックルとポンズが少人数で巻き込まれた。

そりゃ無理である。


ポックルの本当の被害は「念の情報を奪われたこと」

ポックルの悲惨さは、単に捕まったことだけではない。

キメラアント側に念の情報を引き出されたことが大きい。

これはかなり重大である。

念能力は、HUNTER×HUNTER世界における裏試験であり、プロハンターとしての本質的な力である。

それをキメラアント側が知ってしまう。

つまりポックルは、個人として負けたというより、人類側のチュートリアル情報を敵に抜かれてしまった。

この構図がキメラアント編を一気にクソゲー化させている。

キメラアントはもともと身体性能が高い。

そこに念の知識が入る。

さらに人間を食べて、個性や能力の材料を取り込む。

この時点で、ただの新人ハンターが対応できる領域ではなくなる。


ポンズの役割は「情報を届ける人」だった

ポンズは戦闘で勝つキャラではない。

彼女の強みは、蜂を使った情報伝達や危険察知にある。

実際、キメラアント編でもポンズは蜂に手紙を託し、危機を外へ伝えようとする。

これがなければ、外部が状況を把握するのはさらに遅れていた可能性がある。

だからポンズは、戦闘力で見ると弱く見えるが、役割としてはかなり重要である。

HUNTER×HUNTERは、戦闘力が高いキャラだけが価値を持つ漫画ではない。

情報を運べる人間、危険を察知できる人間、撤退判断ができる人間、毒や罠を使える人間にも価値がある。

ただ、キメラアント編ではその価値が発揮される前に、敵の暴力が速すぎた。


ハンター試験組を使うことで、キメラアントの異常さが分かる

キメラアント編でポックルとポンズを出したのは、かなり残酷だが上手い。

読者はハンター試験編を見ているので、この2人がただの一般人ではないことを知っている。

ポックルは合格者。

ポンズは4次試験まで残った受験者。

その2人が、キメラアント相手にはどうにもならない。

これによって、キメラアントの危険度が一発で伝わる。

新キャラのモブが死ぬよりも、ハンター試験を突破した見覚えのあるキャラが飲まれる方が怖い。

「え、このレベルでもダメなの?」となる。

これがキメラアント編の恐ろしさである。


同期が濃すぎて、ポックルの評価がバグる

ポックルの不幸は、同期が濃すぎることでもある。

287期は異常である。

  • ゴン:主人公。才能の塊。
  • キルア:ゾルディック家の暗殺者。念習得後はさらに化ける。
  • クラピカ:対旅団では特攻級の制約能力者。
  • レオリオ:一般人枠に見えて、一次試験を突破する体力と伸びしろがある。
  • ヒソカ:試験時点ですでに念能力者と見るのが自然な別枠。
  • イルミ:ゾルディック家の上澄み。
  • ハンゾー:ゴンを圧倒する体術持ち。
  • ポックル:毒矢と弓の実戦型新人ハンター。

この中にいると、ポックルはどうしても地味に見える。

でも地味なだけで、弱いわけではない。

「ヒソカやイルミより弱い」は、弱いことの証明にならない。

あの2人は比較対象にしてはいけない。


ポックル・ポンズが示しているのは「上澄みでも死ぬ世界」

HUNTER×HUNTERの怖さは、努力した上澄みが普通に死ぬことにある。

ハンター試験を突破した。

念を覚えた。

危険地帯に入れるだけの能力もある。

それでも、相手と状況が悪ければ終わる。

ポックルとポンズは、その象徴である。

彼らは弱かったのではない。

むしろ普通の人間基準では強かった。

ただ、キメラアント編は普通の強さでどうにかなる場所ではなかった。

ここが残酷で、同時にHUNTER×HUNTERらしい。


まとめ:ポックルとポンズは雑魚ではない。キメラアントがクソゲーすぎる

ポックルとポンズを整理すると、こうなる。

  • ポックルは287期ハンター試験の合格者。
  • ポンズは合格者ではないが、4次試験まで残った上澄み受験者。
  • 2人とも一般人基準では十分に異常な身体能力と判断力を持っている。
  • キメラアント編では、その上澄みですら災害に飲まれる。
  • ポックルは念の情報を奪われ、敵側の進化を加速させる被害者になった。
  • ポンズは情報を届けようとしたが、敵の速度と暴力に押し切られた。

つまり、ポックルとポンズは弱いキャラではない。

彼らは、ハンター試験という地獄をかなり深くまで進んだ人間である。

それでもキメラアント編では通用しない。

だからこそ、キメラアント編は怖い。

「モブが死んだ」のではなく、

ハンター試験を抜けた上澄みが、念を持つ怪物の前では餌になる。

この見せ方がえぐい。

ポックルとポンズは、弱さの象徴ではない。

HUNTER×HUNTER世界の危険度が、読者の想像を超えて上がったことを示す犠牲者である。


公開時メモ

関連記事導線

  • ハンター試験の受験者はどの時点で一般人ではないのか
  • ヒソカはハンター試験時点で念能力者だったのか
  • ポックルが弱いのではなくキメラアントが災害だった話
  • ポンズの蜂と情報伝達能力はなぜ重要だったのか

公開時の注意点

  • 公式情報とファンWiki情報が混在するため、断定しすぎる箇所は「整理されている」「作中描写から見ると」に寄せる。
  • 死亡描写や拷問描写は過度に詳細化しすぎない。
  • 「ポックルが念を取られた」という表現は、厳密には「念の情報を引き出された」に直すと安全。

参考資料(6件)

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