「気楽にさせるから、気楽にさせてくれ」という恋愛・結婚OS

恋愛や結婚について、複雑な条件を大量に持っているように見える。

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自分の中核は、かなり分かりやすい

恋愛や結婚について、複雑な条件を大量に持っているように見える。

しかし、中心はかなり単純である。

気楽にさせるから、気楽にさせてくれ。

自分は相手を縛らない。

相手の趣味や希望も、基本的には自由でいい。

細かく管理しない。

その代わり、

  • 自分の時間
  • 自分のお金
  • 自分の手間
  • 将来の固定負担

を、本人の希望によって自動的に持ち出させないでほしい。

このOSを別の言葉にすると、

自由は広く、負担は持ち主、共有部分だけ共同経営

である。

「好きにしていい」と「俺が負担する」は別

たとえば、車を買う話。

二人で使うなら、中古車相当の費用までは共有目的として出せる。

しかし、相手が新車を欲しい場合、

  • 中古車との差額
  • 高くなる維持費
  • 長いローン
  • 家計への追加負担

まで自動的に共同負担になるのは嫌だ。

これは、

新車を買うな

ではない。

新車を選ぶ追加コストは、選んだ人が持ってほしい

という話である。

相手が差額を自分で出すなら、基本的には自由。

自分のリソースが大きく侵食されないなら、

なんでもいいよ

と言える。

かなり放任寄りである。

問題は、希望の違いより「その後の調整」

恋人同士で意見が違うこと自体は避けられない。

問題は、対立が起きたあとである。

たとえば、

  • 相手は新車が欲しい
  • 自分は中古車で十分だと思う

という対立が起きる。

ここで、

金銭感覚が合わないね

で終わる相手だと、共同生活は詰まりやすい。

必要なのは、

私は新車が欲しい
あなたは共有家計から差額を出したくない
なら、差額は私が出す
1年待って貯める
他の支出を減らす
所有や維持費を分ける

という代案である。

つまり、求めているのは、

希望を言える人

だけではない。

対立後に、自分の負担も含めた代案を作れる人

である。

一人が関係PMになると、恋人より一人の方が楽になる

相手が、

私はこうしたい

で止まり、その後を全部こちらが考えると、

  • 問題発見
  • 論点整理
  • 選択肢作成
  • 費用計算
  • 日程調整
  • 親との交渉
  • 相手の感情ケア
  • 最終判断

を一人で担当することになる。

恋人でありながら、関係のPMになる。

表面上は二人で決めたように見える。

しかし、実態は、

自分が案を作り、相手が承認または拒否する

という運営である。

これが続けば、

一人の方が楽では
結婚後もこれを続けるのか
そもそも相手は何を担当するのか

となる。

これは冷たさではない。

単純に、負荷が高すぎる。

結婚式の希望も、子どもの希望も、要望だけでは足りない

フォトウェディングで合意していた。

しかし、

親が結婚式を望むなら、結婚式にしたい

という希望が出る。

希望が変わること自体は問題ではない。

問題は、その次がないことである。

  • 規模はどうするか
  • 予算はいくらか
  • 誰を呼ぶか
  • 親との調整は誰がするか
  • 費用負担はどうするか
  • 準備時間は誰が出すか

まで本人が考えず、

結婚式をしたい

だけで止まると、実現のPMは相手へ移る。

子どもの話はさらに重い。

最初は「0か1」と言っていた。

その後、

30歳までに1人欲しい

となる。

考えが変わることはある。

しかし、そこで終わると、

  • なぜ欲しくなったのか
  • 本当に生活全体を変える覚悟があるのか
  • 出産後の仕事はどうするのか
  • 家事と育児をどう分けるのか
  • お金はどうするのか
  • 一方が不要寄りであることとどう調整するのか

を誰かが考えなければならない。

それを全部こちらが持つなら、あまりにも重い。

「いいよ」と乗ったあとで、後出しされるのが一番つらい

さらに重いのが、合意したあとで、

本当は嫌だった
本当はこうしてほしかった
あなたが勝手に進めた
こうなるとは思わなかった

と言われること。

相手が最初に「いいよ」と言った。

その前提で、自分が設計し、段取りし、動かした。

それなのに後から批判されると、

相手が言わなかった本音まで察し、過去に戻って設計し直せ

という要求になる。

負担は三重になる。

  1. PMをする
  2. 相手の本音を推測する
  3. 後出し不満の責任を取る

これでは、何を基準に進めればいいか分からなくなる。

必要なのは、

  • 懸念は決める前に出す
  • 「いいよ」は現時点での合意として扱う
  • 後から気づいた不満は、過去の責任追及ではなく次回の改善案へ変える
  • 新情報がなければ、処理済み案件を蒸し返さない

という運用である。

恋愛で見るべきは、客観視だけではない

次の相手に必要なのは、

客観的に見られる人

だけではない。

もっと具体的には、

  • 自分の感情を自分で扱える
  • 自分の希望を言葉にできる
  • 相手の制約を聞ける
  • 譲れる部分と譲れない部分を分けられる
  • 対立後に代案を出せる
  • 自分の希望の費用を自分でも負担できる
  • 一度休んでも話し合いへ戻れる
  • 共同問題を片方へ丸投げしない
  • 相手の領域へ侵入しすぎない
  • すぐ「合わない」で引かない

人である。

一言で言えば、

自律しているが無関心ではなく、関与するが支配しない人

である。

すぐ引く人も、踏み込みすぎる人も合わない

すぐ引く人

  • 不満があっても話さない
  • 希望だけ言って、対立すると終わる
  • 「合わないね」で撤退する
  • 改善案を出さない
  • 察してもらうのを待つ

踏み込みすぎる人

  • 相手の行動を支配する
  • 境界線を無視する
  • 自分の正解を押しつける
  • 相手を変えようとする
  • 相手の時間やお金を当然のように使う

求めているのは、その中間である。

  • 相手の自由を尊重する
  • しかし共同問題からは逃げない
  • 提案する
  • 負担する
  • 交渉する
  • 決めたら実行する

自分側の改善点もある

相手だけへ条件を出すのではなく、自分側にも改善点はある。

自分は、処理と撤退が速い。

そのため、相手の反応が遅いと、

もう無理だな

と早く切る可能性がある。

共同問題では、一度は具体的に言う必要がある。

俺だけが代案を出す形にはしたくない
あなたからも、実現方法を考えて提案してほしい
この部分は譲れる
この部分は譲れない
ここまでなら一緒にできる

と明示する。

それでも相手が毎回、

じゃあ無理だね

で終わるなら、能力か意欲が足りない。

一方で、相手の、

  • 感情整理
  • 問題発見
  • 言語化
  • 代案作成
  • 実行

まで全部代行する必要はない。

支援はする。

しかし、恒常的な感情介護と関係PMはしない。

共有する領域を分ける

結婚生活では、案件を3つに分けると分かりやすい。

自分で即決する領域

  • 自分の受診
  • 自分の仕事
  • 自分の趣味
  • 少額の支出
  • 自分の休息
  • 友人関係

ここは許可ではなく共有。

病院へ行っていい?

ではなく、

数値が高いから、今日行ってくる

でいい。

共同で決める領域

  • 住居
  • 大きな買い物
  • 子ども
  • 共有財産
  • 借金
  • 転居
  • 生活水準

ここは、

論点を出す
→ 期限を決める
→ 代案を出す
→ 負担を分ける
→ 決定する
→ 新情報がなければ蒸し返さない

まで共同で行う。

緊急領域

  • 健康
  • 安全
  • 事故
  • 期限切迫

ここは先に動く。

あとで説明する。

相手の返信待ちで損害を増やさない。

まとめ

自分の恋愛・結婚OSは、

気楽にさせるから、気楽にさせてくれ

である。

さらに分解すると、

自由は相互
追加負担は希望した人が持つ
共有部分だけ共同決定する
対立後は両方が代案を出す
後出しで地面を動かさない
片方だけを関係PMにしない

となる。

求めているのは、何でも同意する人ではない。

自分の希望に、自分の頭と負担を使い、二人の問題を二人で成立させに来る人

である。


全体のまとめ

この数か月で得たのは、単なる自己理解ではなかった。

時間について

数か月は一瞬だった。

しかし、空白ではない。

大量の出来事が一つの章へ圧縮され、内容は構造化されて残った。

内省について

全部の疑問を出し、判断し、記録し、処理済みにした。

不安の再通知は見る。

しかし、新情報がなければ再会議しない。

行動について

異常を検知したら、すぐ確認へ動く。

観測し、回収し、終了または切替を決める。

思考だけでなく、仕事、会話、健康管理、一日まで閉じられるようになった。

振り返りについて

時間が客観性を作るわけではない。

自分、相手、環境、かみ合わせを分ける力が客観性を作る。

当時のログと今の視点を合わせると、精度が上がる。

恋愛と結婚について

相手を気楽にさせたい。

だから自分も気楽でいたい。

自由は広く認める。

ただし、希望の追加コストを自動的に共有負担へしない。

共同問題では、両方が考え、提案し、負担する。

これができないと、一人が関係PMになり、一人の方が楽になる。

この数か月で一番大きかった変化を一文にすると、こうなる。

何でも処理できる人になったのではない。
何を自分で処理し、何を環境の問題として避け、何を共同で調整し、どこで閉じるかを決められるようになった。

それが、今回の人生会議で得た本当のレベルアップだった。

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めんどいちゃん

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めんどいちゃん

仕事や日常の「めんどい」を構造化して、次に動きやすくする記事を書いています。

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