教室ではみんな楽しそう。それなのにカメラが隅へ移動すると、床に倒れたやつだけIQの数字が際限なく上がっていく。しかも頭の中ではリンゴがくるくる。2026年秋に広まった「IQmaxx Wojak Edits」は、賢さを盛れば盛るほど人生が悲惨になっていくという逆転がオチの動画ミームだ。
Wojak(ウォジャック)は、ネットで感情や性格を描き分ける顔のキャラクター。動画では、普通に暮らすWojakたちを映してから、画面のすごく目立たない場所へズームする。そこにいるのが、やせ細ってぐったりした「超高IQ」のWojak。数字だけは天文学的なのに、本人はぜんぜん幸せそうじゃない。能力値だけを上げ続けて、肝心のゲームに勝てていない。
リンゴは「頭の中でリンゴを思い浮かべられるか」というネットの話題が元になっている。そこから「リンゴを何個も想像できる」「頭の中で回転させられる」ほど頭がいい、というネット独特の冗談に育った。医学的・科学的なIQ判定方法ではもちろんない。リンゴを回しても試験の点数は増えない。
Know Your Memeによれば、2026年9月28日の教室を舞台にした投稿は早い例の一つ。9月末から10月にかけてTikTokなどで変形が増え、超高IQのキャラは地下室、海底、天井付近にまで追いやられた。もっと賢くなるたび、居場所がもっと変になる。いちばん頭がいいはずの人が、いちばん人生を見失っている。その矛盾に笑うミームだ。
出典・確認:Know Your Meme「IQmaxx Wojak Edits」(2026年10月6日掲載・10月7日更新) https://knowyourmeme.com/memes/iqmaxx-wojak-edits
