説明: 個人ブログのアクセス増加を目指し、記事工場を先に整備した実例。人間による流行の発見、12言語展開、アクセス分析、無料枠の上限、1日1万PVの目標を考える。
「注文が来たから工場を建てた」なら分かる。ところが、ある個人サイトは逆をやった。12言語の記事を作って送り出せる仕組みを先に整え、何が読まれるかを後から探り始めた。お客さんが来る前にベルトコンベヤーを磨いている。工場長、気が早すぎない?
先に生産能力を作る理由
記事を毎回手書きすると、公開本数が増えるほど自由な時間が減る。そこで題材探し、記事作成、言語ごとの展開、公開、結果の分析を繰り返せる形にした。維持費はできるだけ無料枠に抑え、大きな借金や固定費を負わずに試せる構造にする。
ただし無料枠にも処理回数や実行時間などの上限がある。実際、記事を作れても新記事の公開が滞る時期があった。運営者によれば最近はその詰まりが改善され、記事の公開も進み始めた。これは生産側の改善として重要だが、PV増加の原因まで証明したわけではない。
人間が選んだ小さなゲームが当たる
全部自動で選べれば楽だ。それでも、SNSで広まりかけた個人制作の小さなゲームを見て、「これは勝ち方を知りたい人が出てくる」と判断した記事が読まれた。ゲームの規模より、読者の「どうやったら勝てる?」という疑問が強い場合がある。
「自分の勘が機械より上」と結論を急ぐのはまだ早い。成功した記事だけが記憶に残るからだ。手動選定と自動選定を比べるなら、公開後7日間のPVを同じ条件で比較し、言語・題材・公開時期・制作コストも分ける。繰り返し当たる特徴だけを次の自動選定へ反映すれば、人間の目利きを少しずつ工場に移植できる。
1日1万PVは夢物語か
ある日の途中集計は約2,500PV、約2,200訪問。前日同時刻より約5割増だった。1日1万PVはここから約4倍なので、目標として考えられる距離だ。ただし、5割増が毎日続くという予測はできない。話題記事が一時的に跳ねたのか、普通の日にも読まれる記事が積み上がったのかは分けて見る。
確認したいのは公開成功率、1記事当たりの7日後PV、選んだ題材の当たり率、言語別の流入、バズのない日の基礎PV。PVと訪問数は別の数値で、動画の再生数とも同じではない。
最後に自動化するのは「何を作るか」
人間が流行の兆しを発見する。記事が読者の疑問に答える。数字を見て再現できる条件を探す。その条件を次の選定ルールに組み込む。改善が重なるほど、別の仕事をしている時間にも過去の判断が働く。
先に工場を建てる方法には、立派な設備だけが残って読者が来ないリスクもある。それでも次の当たりが来たとき、工場を毎回ゼロから建てずに済む。工場長の仕事は、ネジ締めから「次は何を流そうか」という目利きに変わっていく。


