説明文: Wikipediaの地球儀に手足が生えた「Baby Globe」、昔からいる「ウィキペたん」、本でできたムカデ「Wikipede」。2026年9月にXで広まった3人組のファンアートについて、正体と歴史、公式との違いを整理する。
百科事典のWikipediaに、地球儀の赤ちゃん・ツインテールの少女・本のムカデという謎の3人組がいる。「Wikipedia Mascot Trio」は、別々の時代に生まれたキャラクターをファンが集合させ、2026年9月にXで注目されたファンアートの流れだ。Wikipediaが突然3人を公式採用した、という話ではない。
3人の正体は?
Baby Globeは、Wikipediaの地球儀ロゴに顔と水色の手足を付けたキャラクター。2026年のWikipedia25周年を祝うために使われた。もとは編集者が通勤電車で描いていた絵で、作者本人は「小さなマスコット」と呼んでいたという。
ウィキペたん(Wikipe-tan)は、2006年ごろから知られるWikipediaの萌え擬人化キャラ。青緑色のツインテールと濃紺の衣装が特徴で、アニメ・漫画関係のページで長く親しまれてきた。Wikipedeは、さらに古いマスコット案から来たムカデ風のキャラ。眼鏡をかけた姿や、体が本になった姿など、異なるデザインがある。
なぜ2026年9月に集合した?
Know Your Memeの記録では、9月23日のウィキペたん関連投稿を経て、24日に3人を並べて「このマスコット3人組が好き」と紹介したX投稿が広まった。この記事が参照する10月初めの記録では、その投稿は約9日間で270万回以上表示された。その後、3人を一緒に描くファンアートが増えた。これは特定投稿の表示数であり、世界各国での人気を示す数字ではない。
公式マスコットなの?どう使うミーム?
ここがややこしくて面白い。Baby Globeは25周年の公式な記念キャラクターだが、ウィキペたんとWikipedeはもともとファンやコミュニティの提案から生まれた存在。百科事典そのものに常設の「公式3人組」が決まったわけではない。
ファンアートでは、この3人を「同じWikipedia世界の仲間」として描く。新入りの地球儀、昔からいる擬人化少女、マニアックな歴史を背負うムカデ。学校の創立記念に現役生と卒業生と、なぜか図書館の本棚まで同窓会に来たような取り合わせだ。情報を探しに行ったら、百科事典のほうがキャラを立てて待っていた。
出典: Know Your Meme「Wikipedia Mascot Trio」(2026年10月3日登録、4日更新)、Wikipedia「Wikipedia mascots」、Wikimedia Foundationのインタビュー(2026年1月15日)。各国別の検索需要・拡散規模は実測していない。
