夜になると、なぜか人生会議が始まる。
昼間はなんとか仕事をこなし、帰り道では「今日はもう休もう」と思っていたはずなのに、家に着くころには頭の中で別の会議が始まっている。
「このまま今の仕事を続けていいのか」 「年収はこのままで足りるのか」 「副業はもっと伸ばせるのか」 「投資はこのペースでいいのか」 「将来ちゃんと自由になれるのか」 「結婚、恋愛、人間関係、親族、仕事、全部どうするのか」
こういう会議を、ここでは未来会議と呼ぶことにします。
未来会議そのものが悪いわけではありません。将来を考える力は、人生を守るために必要です。 ただ、夜の疲れた脳で未来会議を開くと、だいたい議長がまともではありません。
冷静な自分ではなく、疲れた神経が議長になります。 すると、本当は選択肢があるのに「詰んだ」ように見えます。
「詰んだ」ではなく、神経が死んでいるだけかもしれない
疲れている時は、事実を取り出す力が落ちます。
本当は、今の本業だけでも生活は成立している。 副業や投資も少しずつ育っている。 すぐに人生を変えなくても、今日の生活は壊れていない。 友達、趣味、漫画、ゲーム、アニメ、映画、カラオケ、曲探し。楽しめるものもまだある。
でも、神経が削れている時は、それが出てきません。
頭の中では、
- 会社がしんどい
- この状態がずっと続く気がする
- 逃げ場がない気がする
- 早く自由にならなきゃいけない気がする
- 何かを急がないとまずい気がする
という方向に寄っていきます。
この時に必要なのは、長い自己分析ではありません。 まず必要なのは、短い復旧コマンドです。
詰んでない。 今日だけ神経が死んでる。 判断は明日。 本業だけでも生活は普通。 副業と投資は育ってる。 今日は草食。
このくらい短くていいです。 疲れた時の脳には、長文の希望論よりも、短い合図の方が入りやすいからです。
21時以降は「家うまるモード」でいい
夜の未来会議を閉じるために、私は最近こう考えるようになりました。
21時以降は家うまるちゃん参戦。
外で頑張る自分、考える自分、稼ぐ自分、改善する自分、会社で最低限こなす自分。 そういう「外向きの自分」は、21時以降はいったん休ませます。
代わりに、家でだらだらする自分を出します。
家うまるモードでやることは、難しくありません。
- 漫画を読む
- ゲームをする
- アニメを見る
- 映画を見る
- カラオケに行く
- 最近の曲を数曲だけ聴く
- 豚汁やスープを飲む
- 熱めのシャワーを浴びる
- 布団にめり込む
- ネタ系のSNSだけ見る
大事なのは、夜に人生を変えようとしないことです。
夜は人生を変える時間ではなく、人生を味わう時間にしていい。 明日のことは、明日の外うまるに任せる。
「遊び」は無駄ではなく、神経の回復ルート
仕事や副業を頑張っていると、遊びが無駄に見えることがあります。
「漫画を読んで何になるのか」 「ゲームしている場合なのか」 「カラオケに一人で行くのはもったいない」 「最近の曲を探しても収益にはならない」
でも、全部を回収対象にすると、人間はかなり削れます。
遊びは、人生の余白です。 そして、神経の避難所でもあります。
特に、夜になると未来会議が始まる人にとっては、遊びは「現実逃避」ではなく、脳の議題を変える手段です。
ゲームに熱中している時、脳はずっとゲームのことを考えています。 漫画を読んでいる時、脳はキャラクターや展開を追っています。 カラオケで歌っている時、脳は声・呼吸・歌詞に集中します。 最近の曲を探している時、脳の検索窓は「将来」ではなく「楽しさ」に向きます。
考える量をゼロにするのではなく、考える対象を変える。 これが、考えすぎる人にはかなり合います。
無駄には2種類ある
ただし、無駄を全部肯定する必要はありません。 無駄には2種類あります。
他人に吸われる無駄
- 行きたくない飲み会
- 会社の空気だけで参加するイベント
- 評価されない便利屋作業
- 感情処理を押し付けてくる相手への返信
- 後出し要求に延々付き合う時間
これは削っていい無駄です。 自分の神経と時間が、他人の都合に吸われていきます。
自分に戻ってくる無駄
- 漫画
- ゲーム
- アニメ
- 映画
- カラオケ
- 曲探し
- 田んぼ散歩
- コンビニで豚汁を買う
- だらだらエアロバイク
- ネタ系SNSを見る
これは残した方がいい無駄です。 直接お金にはならなくても、今日の生活の温度を戻してくれます。
大事なのは、無駄をゼロにすることではありません。
他人に吸われる無駄を減らして、自分に戻ってくる無駄を増やすこと。
ストレスが強い時ほど「小さく楽しむ力」が必要
ストレスが強いと、脳は大きな解決策を探し始めます。
転職しなきゃ。 副業を伸ばさなきゃ。 投資で早く自由にならなきゃ。 もっと稼がなきゃ。 もっと改善しなきゃ。
もちろん、それらも大事です。 でも、毎晩そればかり考えていると、今日の生活が未来に差し出されてしまいます。
本当に必要なのは、日常を小さく楽しむ力かもしれません。
料理をする。 ゲームをする。 漫画を読む。 「今日これうまかった」と思う。 「この展開、草」と笑う。 最近の曲を一曲だけ保存する。 一人カラオケで30分だけ歌う。
それだけで、人生が少し自分側に戻ってきます。
漫画・なろう・スローライフ系が効く理由
ストレスが強い時に、異世界転生やスローライフ系の漫画を読みたくなる人もいると思います。
それは、ただの現実逃避ではありません。
現実では、会社、人間関係、責任、評価、将来、境界線、親族、金銭など、面倒なものがたくさんあります。 一方で、スローライフ系の物語には、田舎、温泉、ごはん、動物、穏やかな人間関係、自分のペース、めんどくさくない仲間が出てきます。
疲れた脳がそこに行きたがるのは自然です。
物語は、神経の温泉みたいなものです。 現実を完全に解決しなくても、いったん脳を別の世界に入れて休ませてくれます。
アプリで「脳の議題」を変える
夜に考えすぎる時は、スマホを触ること自体が悪いわけではありません。 問題は、スマホで何を見るかです。
将来不安、仕事の愚痴、退職、転職、収益、恋愛、SNSの比較。 そういうものばかり見ていると、スマホが未来会議の延長になります。
逆に、短い言葉、軽いゲーム、かわいいもの、朝の楽しみ、歌や動画などに使うと、スマホは切り替え道具にもなります。
そこで、こういう使い方もあります。
自己肯定感が削られた時:マイアファメ
仕事や人間関係で否定された言葉が頭に残る時は、自分に入れる言葉を変えるのが大事です。 短い肯定文を毎日見るだけでも、頭の中の言葉の流れを少し変えられます。
マイアファメは、毎日の自己肯定や短い言葉を受け取るためのアプリです。 「今日は自分を責めすぎている」と感じる時の、軽い言葉の避難所として使えます。
考えすぎる夜:しりとりカオス
未来会議が止まらない時は、頭を軽い遊びに逃がすのもありです。 しりとりのような単純な言葉遊びは、脳の議題を「人生」から「次の言葉」に変えてくれます。
しりとりカオスは、考えすぎた脳を少しだけ遊び側に戻すためのミニゲームとして使えます。
スマホを触りすぎる時:猫ちゃん休憩ガーディアン
SNSや動画を見続けてしまう時は、意志だけで止めようとするとしんどいことがあります。 猫が邪魔してくる、猫だから仕方ない、というくらいの軽さで止める方が続く場合もあります。
猫ちゃん休憩ガーディアンは、スマホを触りすぎる時に、かわいい猫で休憩を促すアプリです。
朝がしんどい時:推し動画アラーム
朝に起きるのがつらい時、普通のアラーム音だけだと気分が上がらないことがあります。 好きな動画や推しの動画で起きると、朝の最初の入力を少し楽しいものにできます。
推し動画アラームは、好きな動画を目覚ましに使えるアプリです。
夜のおすすめルール
夜に未来会議が始まりそうな時は、次のルールで十分です。
- 21時以降は未来会議を閉会する
- 重い判断は明日に送る
- ゲーム・漫画・アニメ・映画・カラオケ・曲探しから1つ選ぶ
- 温かいスープや豚汁で締める
- 熱めのシャワーを浴びる
- 布団にめり込む
- どうしても考えたいことは、メモに1行だけ逃がす
完璧に休めなくてもいいです。 少しでも「今日の夜」を自分に戻せたら十分です。
まとめ
将来を考えられることは強みです。 でも、夜の疲れた脳で毎日未来会議を開くと、今日の生活が削れていきます。
詰んでいないのに、詰んでいるように見える。 生活は成立しているのに、急がなきゃいけない気がする。 副業や投資が育っているのに、まだ足りない気がする。
そんな時は、人生を変えるより先に、夜を取り戻す方がいいかもしれません。
21時以降は家うまるちゃん参戦。 未来会議は閉会。 明日のことは明日の外うまるに任せる。
今夜は、ゲーム・漫画・アニメ・映画・カラオケ・曲探し。 豚汁でも飲んで、シャワーを浴びて、布団にめり込む。
それでいい。 今日の人生をちゃんと味わうことも、かなり大事な回復です。