はじめに:「もっと言って」で報連相は増えない
新入社員に対して、よく言われる言葉があります。
「ちゃんと報連相して」 「もっと自分から言って」 「気づいたことがあれば早めに報告して」
もちろん、報連相は大切です。
しかし、新入社員がまだ職場に慣れていない段階で、いきなり「もっと言って」と言うと、逆に発言が減ることがあります。
なぜなら、新入社員はまだ次のことが分からないからです。
- 何を報告すべきか
- どの粒度で言えばよいか
- いつ言えばよいか
- どこまで自分の意見を言ってよいか
- こんな細かいことを言って迷惑ではないか
- 間違ったことを言ったら怒られないか
- 相手が何を欲しがっているのか
- 報告後に何が起きるのか
この状態で「もっと言って」とだけ言うと、新人にはこう聞こえることがあります。
「できていないと言われた」 「次からは正しいことだけ言わないといけない」 「変なことを言うと評価が下がる」 「だったら黙っておこう」
つまり、報連相を増やすつもりが、逆に防御姿勢を作ってしまうのです。
新入社員が報連相しない理由
1. 何を言えばいいか分からない
新入社員は、業務の重要度や判断基準をまだ持っていません。
本人からすると、
「これは報告するほどのことなのか?」 「こんな細かいことを言っていいのか?」 「今言うべきなのか、後でまとめて言うべきなのか?」
が分かりません。
だから、黙ってしまいます。
これは報連相の意識が低いというより、報連相のUIがまだ未実装の状態です。