壁を作る自分を責めず、距離感を少しずつ直していく方法
『氷の城壁』を見て、氷川小雪に「これ私だ」と感じた人は少なくないと思います。
人と接するのが苦手。 相手が近づいてくると、反射的に壁を作ってしまう。 本当は嫌いなわけではないのに、冷たく見える。 話しかけられる前から、「変に思われるかも」「後で傷つくかも」「嫌われるかも」と考えてしまう。
この感覚は、ただの「陰キャあるある」ではありません。
たぶん本質は、人が嫌いなのではなく、人とつながった後に傷つくのが怖いという防衛反応です。
ただし、ここで大事なのは「その防衛反応はわかる」で終わらせないことです。
壁を作る側には理由があります。 でも、外から見るとその壁は「冷たい」「怖い」「距離感がわからない」「自意識過剰」に見えることもあります。
つまり、小雪に共感した人が目指すべきなのは、
私はこういう人間だから仕方ない
で止まることではなく、
私は傷つくのが怖くて壁を作っていた。 でも、全員を敵として扱う必要はない。 相手を見分けて、距離を調整すればいい。
という方向です。
この記事では、『氷の城壁』に共感した人向けに、壁を作る自分を責めすぎず、でも現実の人間関係を少し楽にするための考え方をまとめます。
1. 「これ私だ」と感じる理由
『氷の城壁』の小雪は、人と接するのが苦手で、他人との間に壁を作ってしまう人物です。
この設定が刺さるのは、小雪が単に「冷たい人」ではなく、内側ではかなり細かく相手の反応を気にしているからです。
たとえば、こういう思考です。
- ここで話したら変に思われるかもしれない
- 仲良くなった後に拒否されたらきつい
- 調子に乗ったと思われたら嫌だ
- どうせ相手は自分を好きにならない
- 距離を詰めるくらいなら、最初から一人でいた方が安全
これを外から見ると、「自意識過剰じゃない?」となります。
実際、その面はあります。
相手はそこまで自分を見ていないことも多いです。 相手も自分のスマホ、自分の予定、自分の悩み、自分の見え方で忙しい。 クラスの一人、職場の一人、知人の一人に対して、常時カメラを向けているわけではありません。
でも、本人の内側では違います。
本人の脳内では、話す前からすでに裁判が始まっています。
「変なことを言ったら終わり」 「嫌われたら終わり」 「拒絶されたら終わり」 「笑われたら終わり」
だから、先に壁を作る。
これは性格が悪いというより、過去の経験や不安によって作られた先回り防御です。