QC資料の短文術|20〜30文字で結論を出す

QC資料では、正しいことを書いていても、長すぎると伝わりません。

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  • 想定キーワード:QC資料 短く / QC発表 見出し / QC パワーポイント 文章 / QC 資料 わかりやすい

正しい文章でも、長いと伝わらない

QC資料では、正しいことを書いていても、長すぎると伝わりません。

たとえば、この文。

打刻漏れにより、本来不要な確認・修正工数が発生し、勤怠締め処理の生産性低下につながっている。

正しいです。

でも、スライド見出しとしては長いです。

聞き手が一瞬で理解できません。

スライドでは、こうします。

打刻漏れが締め前工数を増やす

これで十分です。


短文の型は「原因が、悪さを、どうする」

QC資料の短文は、この型で作れます。

原因が、悪さを、どうする

例です。

打刻漏れが、確認工数を、増やす

これを少し整えると、

打刻漏れが確認工数を増やす

さらに場面を入れると、

打刻漏れが締め前工数を増やす

これで、20〜30文字くらいになります。


抽象語より、見える言葉を使う

「生産性低下」は正しい言葉です。

でも、少し抽象的です。

高校生でも一瞬で分かるのは、こちらです。

確認工数が増える

「生産性低下」は本文や口頭で補足すれば十分です。

見出しでは、見える言葉を使います。

抽象的 見える言葉
生産性低下 確認工数が増える
業務負荷増大 手戻りが増える
処理遅延 締め処理が遅れる
意識不足 思い出す導線が弱い
定着しない また漏れる

ふざけんなを短く変換する

生の本音は、資料ではそのまま出しません。

でも、消しません。

短く変換します。

生の本音 QC資料用の短文
打刻漏れのせいで余計な仕事が増える 打刻漏れで確認工数が増える
締め前に地獄 締め日前に確認工数が集中
何回言っても直らん 注意喚起だけでは定着しない
現場がちゃんと押せよ 個人を責めず、仕組みで防ぐ
なんとかしろ 早く気づき、再発を防ぐ

これで、怒りの核は残ります。

でも、資料に載せられる言葉になります。


ページ見出しは、結論を書く

悪い見出しはこれです。

打刻漏れの現状

これは弱いです。

何が言いたいのか分かりません。

良い見出しはこれです。

打刻漏れが締め前工数を増やす

これなら、ページを見た瞬間に結論が分かります。

QC資料では、ページ見出しに結論を書きます。

ページタイトル = このページの結論
本文・グラフ = 結論を支える証拠
口頭説明 = 補足

まとめ

QC資料の文章は、長ければ良いわけではありません。

スライドでは、まず20〜30文字で結論を出します。

型はこれです。

原因が、悪さを、どうする

打刻漏れなら、

打刻漏れが締め前工数を増やす

これで十分です。

短い言葉で結論を出し、数字とグラフで支える。

これが、伝わるQC資料です。


付録:評価表起点のQC設計シート項目

Excelテンプレートにするなら、列はこれです。

列名 内容
No. 通し番号
QCステップ テーマ選定、現状把握、目標設定など
評価項目 評価表の項目名
着眼点 公式評価表の評価ポイント
切り口 職場ニーズ、悪さ、困り具合など
問い 着眼点を問いに変えたもの
回答 今回のテーマで答える内容
必要な事実・数字 件数、時間、頻度、比較など
QC道具・見せ方 パレート図、棒グラフ、特性要因図など
ページ結論 20〜30文字程度の見出し
次工程へのつながり 次に何を見るか
優先度 S/A/B/C/D
指摘・修正案 指摘内容
判定 OK/要修正/保留

付録:内部リンク案

  • QCサークルとは何か
  • QC発表資料の作り方
  • パレート図の使い方
  • 特性要因図の使い方
  • QCの現状把握とは
  • QCのテーマ選定とは
  • QCで個人攻撃を避ける方法
  • 業務改善でムダ工数を減らす方法
  • 会議で「なんか違う」を減らす方法

付録:X投稿案

投稿1

QC資料はパワポから作るな。

評価表を見る
↓
着眼点を問いにする
↓
回答を埋める
↓
数字を決める
↓
QC道具で見せる
↓
紙芝居にする

QC資料は自由帳じゃなくて、評価表への答案用紙。

投稿2

パレート図は最初に作るものではない。

「何が一番悪いか」を見せたいから、後から選ぶ道具。

QC道具は主役じゃない。
評価表の問いに答える数字を見せるための表示UI。

投稿3

QC会議で「あいつが悪い」を言い出すと終わる。

見るべきは人ではなく場面。

誰が悪いか
↓
どの場面で漏れるか

ちゃんと押せよ
↓
打刻を思い出す導線が弱い

何回言っても直らない
↓
注意喚起だけでは定着しない

投稿4

QC資料へのゴミ指摘。

「なんか弱い」 「もっと詳しく」 「言い方が気になる」

良い指摘。

「現状把握の“悪さが浮きぼり”が弱い。 種類別のパレート図を入れると、何が一番悪いか見える」

指摘も品質管理しよう。


参考にした公開情報メモ

  • QCサークル関連情報:日本科学技術連盟、QCサークル公式サイト
  • QCストーリーの一般的な手順:テーマ選定、現状把握、目標設定、要因解析、対策、効果確認、標準化
  • QC検定関連情報:品質管理の知識、改善能力、小集団活動での役割
  • 文章の短文化:一文一義、短く、主語と述語を近づける、見出しは結論を短く出す
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