アッシュフォード学園は日常空間ではなく、危険人物の総合展示場である
コードギアスの学園パートは、一見すると日常である。
文化祭、巨大ピザ、恋愛、友人関係、メイド、学生生活。
しかし実態はまったく日常ではない。
アッシュフォード学園には、情報爆弾が集まりすぎている。
- ルルーシュ=ゼロ
- カレン=黒の騎士団エース
- スザク=ランスロットパイロット
- C.C.=ギアス契約者
- シャーリー=記憶消去済み恋愛爆弾
- ヴィレッタ=撃たれた記憶喪失爆弾
- 咲世子さん=ただのメイドではない護衛枠
- ニーナ=流体サクラダイト爆弾開発者
これで学園生活をしているのが怖すぎる。
シャーリーはキャンセラーなしでも再接続しかけている
シャーリーはギアスでルルーシュに関する記憶を消されている。
しかし、完全に初期化されたわけではないように見える。
記憶の本文は消えても、感情ログや違和感キャッシュのようなものは残っている。
だから、ルルーシュの周囲に対して、何か引っかかる。
- C.C.という謎の女がいる
- カレンも何か隠している
- ルルーシュの周りだけ不自然
- ゼロに対する複雑な感情が残っている
- 自分が何か大事なことを忘れているような感覚がある
普通のラブコメなら、「ルルーシュと女の子が怪しい」で済む。
しかしコードギアスでは、その恋愛センサーが国家機密に刺さる。
シャーリーは、好きだから危ない。
政治でも軍事でもなく、好意と違和感でゼロの正体に近づいてしまう。
ヴィレッタの記憶喪失はギアスではなく、一時的なアクセス障害に近い
ヴィレッタはシャーリーと違って、ギアスで記憶を消されたわけではない。
撃たれたことによる外傷やショックで、一時的に記憶へアクセスできなくなっていたと見る方が自然である。
だから、時間や刺激によって戻る。
シャーリーは、ギアスによってデータを消されたような状態。
ヴィレッタは、データは残っているがアクセスできない状態。
この違いは大きい。
ヴィレッタの記憶が戻った瞬間、扇との関係は一気に危険化する。
- 自分はブリタニア軍人だった
- 扇は黒の騎士団側だった
- 自分は敵に匿われていた
- しかし情は生まれている
- 組織情報漏洩の危険がある
扇とヴィレッタの生活ドラマは、ラブコメのように見える。
しかし実態は、反乱組織の幹部が敵軍人の記憶喪失を匿っていた情報漏洩爆弾である。
咲世子さんはゼロの部下というより、ナナリー防衛ラインである
咲世子さんは、ただのメイドではない。
家事、世話係というだけではなく、明らかに護衛・警備・非常時対応の側面がある。
ただし、咲世子さんが最初からルルーシュ=ゼロを完全に知っていたかは、場面によって慎重に見る必要がある。
少なくとも言えそうなのは、咲世子さんの主軸はゼロではなくナナリーであることだ。
- ナナリーを守る
- ルルーシュとナナリーの生活を支える
- アッシュフォード家側の防衛ラインになる
- 非常時に動ける
つまり、咲世子さんはゼロの作戦参謀ではなく、ナナリー守護忍者枠である。
コードギアスの日常パートは、普通の日常ではない。
学園のメイドでさえ、裏では防衛ラインなのである。
